大谷翔平がこの日も躍動した。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は現地時間4月13日、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場すると、2試合連続となる猛打賞をマーク。5回の第3席では今季第4号となるソロアーチを放って見せた。しかし、チームは12安打を記録しながらも、マイク・トラウトが4三振を喫するなど2対3で敗れている。
果たしてこの緊迫したゲームを、地元メディア『The Wichita Eagles』も報道。8安打を浴びながらも、生え抜き11年目の左腕ダニー・ダフィーが6回1失点6奪三振にまとめ、「ダフィーが再び好投を見せた。エンジェルスは多くのチャンスを作れなかった」とエースの粘投を讃えた。
しかし一方で、同紙は「ダフィーの唯一の傷は、身体能力抜群の怪物にやられた」として、5回に大谷が放った一発に言及。これにより、エース左腕は昨シーズンからの連続無失点イニングが10.2回でストップすることになったという。この「身体能力抜群の怪物」という表現は、まさにこの試合(に限った話ではないが)の大谷を形容するに相応しいだろう。
初回、大谷は外角の球に当てるだけの平凡な打撃に"打ち取られ"、シフトでセンター付近で守っていた三塁手も軽快にさばいて誰もがアウトだと思ったはずだ。しかし大谷は、持ち前のスピードを生かしてダッシュすると、何と送球よりも先に一塁へ到達。ロイヤルズ陣営も「あの当たりでセーフはあり得ない」との判断からビデオ判定を要求したが、大谷の内野安打は無事に認められることになった。
スプリントスピード(一塁到達までのトップスピード)は秒速29.5フィート(約8.99m)と、メジャートップ級の数字であり、スポーツメディア『Bleacher Report』も「オオタニがジェットを発動させた」と表現。そして5回には、"ジェット"のような打球を、右中間へ叩き込んで今季4号。"日米通算99号"となる一発は、飛距離431フィート(約131.3m)の特大アーチだった。
圧倒的なスピードとパワー。だからこそ、敵軍メディアも「身体能力抜群の怪物」と形容する他なかったのだろう。このカードも明日が最終戦。ロイヤルズ陣営は"怪物"を止めるために、どんな作戦を講じるのか。それでも今の大谷は、それすらも軽々と粉砕するようなオーラが漂っている。
構成●THE DIGEST編集部
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は現地時間4月13日、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場すると、2試合連続となる猛打賞をマーク。5回の第3席では今季第4号となるソロアーチを放って見せた。しかし、チームは12安打を記録しながらも、マイク・トラウトが4三振を喫するなど2対3で敗れている。
果たしてこの緊迫したゲームを、地元メディア『The Wichita Eagles』も報道。8安打を浴びながらも、生え抜き11年目の左腕ダニー・ダフィーが6回1失点6奪三振にまとめ、「ダフィーが再び好投を見せた。エンジェルスは多くのチャンスを作れなかった」とエースの粘投を讃えた。
しかし一方で、同紙は「ダフィーの唯一の傷は、身体能力抜群の怪物にやられた」として、5回に大谷が放った一発に言及。これにより、エース左腕は昨シーズンからの連続無失点イニングが10.2回でストップすることになったという。この「身体能力抜群の怪物」という表現は、まさにこの試合(に限った話ではないが)の大谷を形容するに相応しいだろう。
初回、大谷は外角の球に当てるだけの平凡な打撃に"打ち取られ"、シフトでセンター付近で守っていた三塁手も軽快にさばいて誰もがアウトだと思ったはずだ。しかし大谷は、持ち前のスピードを生かしてダッシュすると、何と送球よりも先に一塁へ到達。ロイヤルズ陣営も「あの当たりでセーフはあり得ない」との判断からビデオ判定を要求したが、大谷の内野安打は無事に認められることになった。
スプリントスピード(一塁到達までのトップスピード)は秒速29.5フィート(約8.99m)と、メジャートップ級の数字であり、スポーツメディア『Bleacher Report』も「オオタニがジェットを発動させた」と表現。そして5回には、"ジェット"のような打球を、右中間へ叩き込んで今季4号。"日米通算99号"となる一発は、飛距離431フィート(約131.3m)の特大アーチだった。
圧倒的なスピードとパワー。だからこそ、敵軍メディアも「身体能力抜群の怪物」と形容する他なかったのだろう。このカードも明日が最終戦。ロイヤルズ陣営は"怪物"を止めるために、どんな作戦を講じるのか。それでも今の大谷は、それすらも軽々と粉砕するようなオーラが漂っている。
構成●THE DIGEST編集部