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前田健太、大炎上…。3回でメジャー自己ワースト7失点、防御率6.11と急落

THE DIGEST編集部

2021.04.22

メジャー自己ワースト7失点と大炎上し、肩を落とした前田。(C)Getty Images

 ミネソタ・ツインズの前田健太は現地時間4月21日、敵地で行われたオークランド・アスレティクス戦に先発。しかし3.0回を投げて8安打7失点、3被本塁打を喫するなど、防御率も登板前の3.07から6.11へと大きく悪化した。

 ツインズに新型コロナ陽性者が出たことで、17~18日のロサンゼルス・エンジェルス戦は中止になり、前田の登板もダブルヘッダー第1戦を投げた14日からやや間隔が空いていた。しかし14日のボストン・レッドソックス戦も4.1回7安打3失点(自責2)で負け投手になるなど、昨年にサイ・ヤング賞投票2位に入ったエースの姿を、今季は見せられていなかった。

 その中で迎えた、10連勝中と好調アスレティクス戦。前田は序盤から滅多打ちにあってしまう。

 
 初回に打線が1点を加えたその裏は三者凡退と好スタート。しかし2回、先頭のマット・オルソンに8球目のスライダーを完璧に捉えられて被弾。2死後、死球で出した走者をタイムリーで返され、自身の暴投もあって一挙3点を失った。

 しかし味方が3点をプレゼントするなど立ち直るかと思われたが、やはり振るわない。先頭に二塁打、さらに2回に一発を浴びたオルソンに2打席連続となる2ラン。2死後、ヒットを許すと8番打者にも2ランを許してこの回4失点。3対7と試合を一瞬でひっくり返されてしまった。

 前田はここでお役御免。3回51球を投げて被安打8、失点7はロサンゼルス・ドジャース時代の2017年8月31日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦以来、メジャー自己ワーストタイだった。もっとも、試合はツインズ打線が5回に3点を加えて同点としたことで前田の負け投手はなくなっている。

 とはいえ、防御率は6.11と一気に跳ね上がってしまった。

構成●THE DIGEST編集部
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