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MLB

ダルビッシュがドジャース戦で今季2勝目!前回黒星を付けられたカーショウにリベンジを果たす

SLUGGER編集部

2021.04.24

ダルビッシュは制球には苦しんだものの、巧みな投球術で点を与えず見事にリベンジを果たした。(C)Getty Images

ダルビッシュは制球には苦しんだものの、巧みな投球術で点を与えず見事にリベンジを果たした。(C)Getty Images

  現地4月23日、ダルビッシュ有(パオレス)が敵地でのドジャーズ戦で先発マウンドに立ち、7回4安打1失点と好投。9つの三振を奪った一方で四死球も5つを数えたが、見事今季2勝目を手にした。

「自分のゲームプランにそってしっかり集中していきたいと思います」

 登板前日での自身のブログでの発言を、見事に“有言実行”。前回登板で黒星を付けられたクレイトン・カーショウに、見事にリベンジを果たした形となった。毎回のようにランナーを背負いながらも粘り強いピッチングを見せたのは流石だった。

 唯一の失点は初回。この日は変化球が高めに浮き気味で、先頭打者のムーキー・ベッツにツーベースを打たれていきなりピンチを背負う。続くコリー・シーガーも初球打ち。一塁ゴロに打ち取ったとはいえ強い当たりで、この間にベッツは三塁へ。結局4番マックス・マンシーのタイムリーで先制点を許してしまった。2回にも7番ルーク・レイリーに死球で出塁を許すなど、この日は制球に苦しんだ。
 
 だが、ここでダルビッシュは速球中心の投球に切り替える高い修正力を発揮する。3回はいずれも94マイル(約151キロ)超のフォーシームで2つの見逃し三振を奪う。中盤以降は変化球も決まりはじめ、6回にはスライダーを中心に3者三振という快投を見せている。
 
 また、この日はパドレス打線もカーショウを捉えることに成功した。3点はいずれもホームランでの得点で、うち2本はフェルナンド・タティースJr.の2打席連続ホームランによるものだった。さらにパドレスナインは、守備でもダルビッシュを盛り立てる。5回にはベッツのレフト前に落ちるかと思われた当たりを左翼手トミー・ファムがノーバウンドで好捕。さらに7回には、2死一、二塁でまたもベッツが痛烈な当たりを放つも、三塁のマニー・マチャドが見事にキャッチした。

 ダルビッシュはこの回限りで降板したものの、8回はドリュー・ポメランツ、9回はニック・ラミレスがいずれもドジャース打線を三者凡退に抑えて試合終了。パドレスは9回に3点を追加したため6対1で快勝し、ダルビッシュにも2勝目がついた。

構成●SLUGGER編集部

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