MLB

「あいつは本当に特別だよ」二刀流で奮闘中の大谷翔平に“最強の仲間”トラウトが「俺に似てる」と語ったポイントは?

THE DIGEST編集部

2021.04.24

連日の活躍を見せる大谷(右)。当代屈指のスターであるトラウト(左)からも賛辞を贈られた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、毎日のように野球ファンを楽しませている。

 現地時間4月23日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」で出場した大谷は、相手の先発で、メジャー通算210勝を挙げている37歳のベテラン右腕、ザック・グレインキーから2安打を記録。第3打席には鋭い当たりのタイムリーツーベースを放って見せ場を作った。

 惜しくもチームはサヨナラ負けを喫したものの、6試合ぶりのマルチヒットを記録したサムライ戦士の奮闘ぶりが光る一戦でもあった。

 開幕前から話題を振りまいてきた大谷。今月4日に行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦では、メジャー118年ぶりに「2番・投手」で先発を飾り、いわゆる"リアル二刀流"として異彩を放ち、世界中から小さくない注目を集めた。

 投打における傑出したパフォーマンスで野球の歴史を変えようとするなか、その一挙手一投足に惚れ込むのは、チームメイトも同じだ。当代屈指のスラッガーとして名を馳せるエンジェルスのマイク・トラウトは、米メディア『Insider』の取材で「ショウヘイがここに来た時の高い期待は凄まじいものだったけど、あいつはそれに応えている」と賛辞を贈った。

【動画】サイヤング賞右腕グレインキーから会心ヒット! 大谷翔平のタイムリーツーベースはこちら
「彼に関する過大評価みたいなニュースや、周りの記者や関係者たちの数は、俺が今まで目にしたことがないものだった。普通、若い選手がそういう反応をされたら戸惑うものだし、本当にクレイジーだ。だけど、ショウヘイはいつも平然としているし、本当に特別だと思わされる」

 自身も超大型プロスペクトとして2009年にエンジェルスに入団。以来、巨大なプレッシャーと日々格闘してきたというトラウトは、「あいつがアメリカへやってきた時は、メディアやファンの誰もが『一体何者なんだ』と見たがっていた。俺がメジャーに上がった時と似たような感じだった」と語ったうえで、こう指摘する。

「ショウヘイは周囲の期待に応えている。それは日本でも注目されてきたことが大きいと思う。日本の方がファンの数や注目度が大きいからね。日本の経験が生かされているのは間違いない」

 米球界屈指のスターからも絶賛された大谷。その注目度はおさまる気配がなさそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
NEXT
PAGE
【動画】サイヤング賞右腕グレインキーから会心ヒット! 大谷翔平のタイムリーツーベースはこちら