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MLB

「ついに“三刀流”を!」大谷翔平の2478日ぶり外野守備に海外メディアが注目!「投打では満足してなかった…」

THE DIGEST編集部

2021.04.25

センターへのホームランを放った大谷は、久々の外野守備も無難にこなした。(C) Getty Images

センターへのホームランを放った大谷は、久々の外野守備も無難にこなした。(C) Getty Images

 趨勢が定まった局面で、ロサンゼルス・エンジェルスの名将ジョー・マッドンは動いた――。

 現地4月24日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」で先発出場した大谷は、3回の第2打席で今季第6号のホームランを放つなど、4打数1安打1打点と活躍を見せた。

 序盤からの猛攻でアストロズが大量リードを奪ったこの日。大谷がホームランシーンかあるいはそれ以上に注目を集めたのは、11点ビハインドの8回裏だった。

「緊急的なアイデアだった」というマッドン監督は、レフトを守っていたアンソニー・ベンブームをマウンドに送ると、DHを解除して大谷をレフトへと回したのだ。

【動画】これも外野守備!? 大谷翔平とアストロズ・ファンのファニーな交流はこちら
 試合後に「彼がレフトを守ってもいいと言ったから楽になった」というマッドン監督の言葉にあるようにチームメイトのジャスティン・アップトンから外野手用のグラブを借りてフィールドに立った大谷は、1回の守備機会だけだったが、無難に処理するなど、2014年7月13日のソフトバンク戦以来となる外野守備もソツなくこなした。

 2478日ぶりに外野守備についた大谷の守りはどう見られているのか。あらゆるスポーツ情報を網羅するドミニカ・メディア『El Fildeo』は、「ショウヘイ・オオタニはついに“三刀流”をこなした」とレポートしている。

「ショウヘイ・オオタニはかなりのレベルでのピッチングと、あらゆるMLBのスラッガーたちを凌ぐバッティングだけでは満足していなかった。彼はついにメジャーキャリアで初めて外野を守ったのだ。ほとんどボールをさばく機会は訪れなかったが、彼はマイク・トラウトが欠場して外野手が足りなかったチームをサポートした」

 大谷の外野手起用という奇策について「あくまで緊急的で私のプランにはない」と語ったマッドン監督は、「彼は(守備が)できると言えるね」ともコメントしており、本人のコンディション次第では、この先、活躍の場は一気に広がっていくかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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