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ダルビッシュ有、今季初の2ケタ奪三振で3勝目!6回にはジャイアンツの強力クリーンナップを三者三振

SLUGGER編集部

2021.05.01

6回、ジャイアンツのクリーンナップを三者連続三振に打ち取って咆哮するダルビッシュ。この快投で今季初の2ケタ奪三振を記録した。(C)Getty Images

6回、ジャイアンツのクリーンナップを三者連続三振に打ち取って咆哮するダルビッシュ。この快投で今季初の2ケタ奪三振を記録した。(C)Getty Images

 現地4月30日、ダルビッシュ有(パドレス)が本拠地ペトコ・パークで行われたジャイアンツ戦で先発マウンドに立ち、6.1回で4安打1失点12奪三振と好投。今季初の2ケタ三振を奪って3勝目を挙げた。

 初回に3番バスター・ポージーから、4試合ぶりの被弾となる先制ソロを浴びたものの、その後は好投。2・3・4回はいずれも三者凡退に抑え、ここまでに5三振を奪う。5回には7番ブランドン・クロフォードに死球、続くスティーブン・ダガーにもツーベースを打たれて1死二、三塁のピンチを背負うも、9番のローガン・ウェッブを三振、1番トミー・ラステラもファーストゴロに打ち取って切り抜けた。

 圧巻だったのは6回だ。先頭の2番マイク・トークマンにいきなり二塁打を打たれるものの、迎えたクリーンナップを何と三者三振。3番ポージーはスプリッターで空振り三振、4番ブランドン・ベルトはカッターとカーブで三球三振に仕留めてこの日10個目。5番アレックス・ディッカーソンは96.4マイル(155キロ)のシンカーで見逃し三振に打ち取った。

 この時点では1対1の同点だったが、直後の6回裏にパドレス打線も爆発。4番エリック・ホズマーの安打と5番ジェイク・クローネンワースのツーベースで無死二、三塁のチャンスを作り、7番ジュリクソン・プロファーのタイムリーで2点を勝ち越し。
 
 ダルビッシュは7回のマウンドにも上がり、先頭のエバン・ロンゴリアからこの日12個目の三振を奪うものの、その後7番マウリシオ・デュボンがヒット、ダガーと代打のウィルマー・フローレスに連続四球を与え、満塁のピンチを招いたところで降板した。

 後を受けたティム・ヒルはダリン・ラフに右翼ポール際の一打を打たれ、一時は満塁ホームランと判定されるも、チャレンジで判定がファールに覆ってグランドスラムは幻に。結局ラフは三振に倒れ、続くトークマンも空振り三振に打ち取って、ヒルはダルビッシュが敗戦投手になる危機を救った。

 だが、8回にマウンドに上がった3番手のドリュー・ポメランツは、三者連続四球で無死満塁の大ピンチを招く。今度こそダルビッシュが消えてしまうかと思われたが、続くロンゴリアをショートへの併殺打に打ち取る。この間に三塁ランナーは生還してしまったが、続くデュボンもセカンドゴロに仕留めて失点を1に抑えた。

 そして9回はクローザーのマーク・マランソンが登板。これまでのような“劇場”は起こらず、三者凡退で試合終了。3対2でパドレスが勝利し、ダルビッシュにも今季3勝目がついた。

構成●SLUGGER編集部
 
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