大谷翔平(エンジェルス)の活躍が日々大きな話題を集めているが、今季のメジャーリーグには他にもエキサイティングな選手が大勢いる。この連載では、話題をさらっている旬の選手たちを紹介する。今回はツインズの走攻守三拍子そろったセンター、バイロン・バクストンだ。
バクストンはまさに、すべてのプレーがダイナミックなメジャーリーガーの代表格だ。特に目を惹くのが群を抜くスピード。ストライドの大きな走りはまるでチーターかガゼルのように美しく、「フィールド狭し」という常套句がこれほどぴったり来る選手もそうはいない。
4月30日のロイヤルズ戦では、右中間に落ちるかと思われた当たりをダイビングキャッチ。さらに7回には、あわやホームランの打球をフェンスにギリギリで奪い取ってしまった。一塁到達までの速度がメジャートップという俊足を生かした広い守備範囲と、高校時代時代は投手も務めていた強肩も含めたフィールディングはそれだけでも一見の価値がある。
だが、守備や走塁でバクストンが素晴らしいのは、今年に限った話ではない。2017年にはゴールドグラブも受賞。さらに同年から19年にかけては33連続盗塁成功の球団記録を打ち立ててもいる。
今年のバクストンが例年と違うのは打撃の開眼だ。5月5日(現地)時点で、OPS1.224はリーグ2位。9本塁打は同じく2位タイだ。これまでの6年間でシーズン20本塁打が一度もなかった男が、今季は50本も夢ではないペースで打ちまくり、真の5ツール・プレーヤー(打撃・パワー・スピード・肩・守備をすべて備えた選手)になった。
バクストンはまさに、すべてのプレーがダイナミックなメジャーリーガーの代表格だ。特に目を惹くのが群を抜くスピード。ストライドの大きな走りはまるでチーターかガゼルのように美しく、「フィールド狭し」という常套句がこれほどぴったり来る選手もそうはいない。
4月30日のロイヤルズ戦では、右中間に落ちるかと思われた当たりをダイビングキャッチ。さらに7回には、あわやホームランの打球をフェンスにギリギリで奪い取ってしまった。一塁到達までの速度がメジャートップという俊足を生かした広い守備範囲と、高校時代時代は投手も務めていた強肩も含めたフィールディングはそれだけでも一見の価値がある。
だが、守備や走塁でバクストンが素晴らしいのは、今年に限った話ではない。2017年にはゴールドグラブも受賞。さらに同年から19年にかけては33連続盗塁成功の球団記録を打ち立ててもいる。
今年のバクストンが例年と違うのは打撃の開眼だ。5月5日(現地)時点で、OPS1.224はリーグ2位。9本塁打は同じく2位タイだ。これまでの6年間でシーズン20本塁打が一度もなかった男が、今季は50本も夢ではないペースで打ちまくり、真の5ツール・プレーヤー(打撃・パワー・スピード・肩・守備をすべて備えた選手)になった。