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“100マイル超え”はデグロムに次ぐ球界2位! 大谷翔平の奪三振ショーを生む必見データが明らかに!

THE DIGEST編集部

2021.05.05

コンスタントに“ハイスピードボール”を投げ込む大谷。そのピッチング内容は球界でもトップレベルだ。(C)Getty Images

 次回登板への期待が膨らんでいる。

 現地時間5月3日に行なわれたタンパベイ・レイズ戦、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で出場。前日のシアトル・マリナーズ戦で右肘に死球を受けた影響で、本来予定されていた先発マウンドはスキップした。

 今季4度目の先発登板を見送ったものの、右肘は順調に回復しているようだ。現地時間5月4日に開かれた記者会見でエンジェルスのジョー・マッドン監督は、「ショウヘイは調子が良かった。彼は明日投げることを本当に望んでいる」と翌5日にマウンドに立たせる意向を明らかにした。

 そのピッチングは好調そのものだ。開幕前までの過去4年の登板は17試合しかなかったが、今季はすでに3試合に先発。防御率は3.29とやや数字を落としているとはいえ、直近のテキサス・レンジャーズ戦では、メジャー自己最多タイの5連続三振を含む9奪三振を記録。実に1072日ぶりの勝利投手となった。

 投げるごとに状態を上げている"怪物右腕"については、興味深いデータも出ている。米メディア『ESPN』によると、大谷は100マイル(約160キロ)以上のスピードボールを9回もマーク。これはメッツの怪腕ジェイコブ・デグロムに次いで、今季のメジャー全体2位だという。
 
 球界屈指の奪三振マシーンであるデグロムは46回とダントツだ。しかし大谷のそれは、ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)とタイラー・グラスノー(タンパベイ・レイズ)の3回を上回っている。

 もちろん球速がすべてではないが、大谷にとって今季の23奪三振のうち18個を奪っている"魔球"スプリットとの緩急をつけるためにも、ストレートのスピードの重要度が増している。それだけに、コンスタントな「100マイル超え」は好調のバロメーターとも言えるだろう。

 日進月歩で成長を続けている大谷。現地水曜日に見込まれるレイズ戦でのピッチングからも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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