現地5月5日、オリオールズのジョン・ミーンズがマリナーズ戦でノーヒット・ノーランを達成した。
前日までの7登板で防御率1.70と絶好調の左腕は、この日も90マイル台前半の速球とチェンジアップが冴え渡り、マリナーズ打線をまったく寄せつけず。打線も相手先発の菊池雄星から7回までに3点を奪い、8回には主砲トレイ・マンシーニがダメ押しの3ラン本塁打を放って援護した。
8回を投げ終えた時点で、ミーンズは11個の三振を奪い101球。迎えた9回、先頭のディラン・ムーアを三塁ファウルフライに打ち取ると、続くサム・ハガティはチェンジアップで空振り三振。そして、最後のJP・クロフォードはショートへの小フライに倒れ、見事に大記録を達成。捕手のペドロ・セベリーノと抱き合うミーンズにダグアウトから飛び出したチームメイトたちも加わり、まるでワールドチャンピオンになったかのような歓喜の輪ができた。
返す返すも惜しかったのは3回だ。1死からハガティを空振り三振に仕留めたがボールが捕手のミットからこぼれ、振り逃げで出塁。このため、無安打無四球ながら記録上はパーフェクト・ゲームとはならなかった。
それでも、キャリア初の完投がチームでは実に52年ぶりのノーヒッター(継投を除く)。メジャー3年目の28歳左腕は試合後、「何と表現したらいいか分からない。言葉が見つからない」と自らの偉業が信じられない様子だった。
これで、4月9日のジョー・マスグローブ(パドレス)、14日のカルロス・ロドン(ホワイトソックス)に続いて早くも今季3度目のノーヒッター。これまでのシーズン最多記録は7回だが、このペースなら記録更新の可能性も十分ありそうだ。
構成●SLUGGER編集部
前日までの7登板で防御率1.70と絶好調の左腕は、この日も90マイル台前半の速球とチェンジアップが冴え渡り、マリナーズ打線をまったく寄せつけず。打線も相手先発の菊池雄星から7回までに3点を奪い、8回には主砲トレイ・マンシーニがダメ押しの3ラン本塁打を放って援護した。
8回を投げ終えた時点で、ミーンズは11個の三振を奪い101球。迎えた9回、先頭のディラン・ムーアを三塁ファウルフライに打ち取ると、続くサム・ハガティはチェンジアップで空振り三振。そして、最後のJP・クロフォードはショートへの小フライに倒れ、見事に大記録を達成。捕手のペドロ・セベリーノと抱き合うミーンズにダグアウトから飛び出したチームメイトたちも加わり、まるでワールドチャンピオンになったかのような歓喜の輪ができた。
返す返すも惜しかったのは3回だ。1死からハガティを空振り三振に仕留めたがボールが捕手のミットからこぼれ、振り逃げで出塁。このため、無安打無四球ながら記録上はパーフェクト・ゲームとはならなかった。
それでも、キャリア初の完投がチームでは実に52年ぶりのノーヒッター(継投を除く)。メジャー3年目の28歳左腕は試合後、「何と表現したらいいか分からない。言葉が見つからない」と自らの偉業が信じられない様子だった。
これで、4月9日のジョー・マスグローブ(パドレス)、14日のカルロス・ロドン(ホワイトソックス)に続いて早くも今季3度目のノーヒッター。これまでのシーズン最多記録は7回だが、このペースなら記録更新の可能性も十分ありそうだ。
構成●SLUGGER編集部