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「彼のスプリッターを見極めるのは不可能だ」大谷翔平の”魔球”を殿堂入り投手スモルツが絶賛!

SLUGGER編集部

2021.05.07

かつてブレーブスの黄金期を支えたレジェンド、スモルツ(右)も大谷(左)のスプリットには脱帽した。(C)Getty Images

 投打二刀流で大活躍を見せる大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。投手としての最大の武器であるスプリッターについて、メジャー通算213勝&154セーブ、殿堂入りも果たしている大投手ジョン・スモルツが称賛を込めながら分析している。

 スモルツは『ロサンゼルス・タイムズ』紙に掲載された『大谷翔平のスプリッターはなぜほぼ"アンヒッタブル"なのか?』という特集記事にて、「もし大谷が狙い通りのコースに速球を投げることができれば、打者が彼のスプリッターを見極めることは不可能だ」と絶賛。

 その理由を「速球もスプリッターも同じ腕の振りで、スプリッターはストライクゾーンの真ん中から急激な落差で打者の手持ちで落ちる」と語り、攻略にあたっては「速球とスプリッターを球速や微妙な差異で見分けるしかないが、そんなことは馬鹿げている(ほど困難だ)」と、打者は白旗を上げるしかないほどの威力だとコメントした。
 
 実際スモルツの言う通り、大谷のスプリッターは今季いまだ被打率.000とまさに"難攻不落"。これまでの三振のうち7割以上はこの球で仕留めている。

 スモルツは大谷と同じくスプリッターを持ち球の一つにして、メジャー史上初の200勝&150セーブ、史上16人目の3000奪三振など数々の業績を築いたレジェンド。キャリア中盤にはトミー・ジョン手術を受けながらも復活した点も共通している。

 大谷もスモルツが絶賛するスプリッターを武器に、同じように"殿堂入り級"のキャリアを築くことができるだろうか?

構成●SLUGGER編集部

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