またも"野球の神様"の大記録を呼び起こした。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月6日、本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に「2番・DH」で先発すると、3回の第2打席に今季10号となる2ラン本塁打を放った。10号アーチは今季両リーグトップタイに並ぶ数字であり、堂々の"本塁打王"と呼んでいい。
打った瞬間、誰もが確信する完璧弾だった。
第1打席は右腕コリン・マキューのスライダーに空振り三振に終わったが、第2打席は左腕ジョシュ・フレミングとの対戦。今季ここまで打率.182、OPS.735と苦手にするマッチアップだったが、大谷は初球に照準を合わせていた。インコースに食い込んできたシンカーを捉えた打球は右中間スタンドへ一瞬で消えていき、飛距離428フィート(約130m、打球初速107.6マイル(約173キロ)の特大10号となった。
今季10号で本塁打王争いトップに並んだという事実も凄いが、エンジェルス公式ツイッターが「ちょっと待ってくれ、この選手は昨日投げていたんだよね?」と、"歓喜"の戸惑いツイートをしたように、大谷は先発投手もこなしているのだから驚きでしかない。そしてこの一発で、大谷は大記録も樹立した。
単一シーズンで「10本塁打+30奪三振」を複数回記録した選手は過去に一人だけ。"野球の神様"ベーブ・ルースその人だ。ルースは1918年に11本塁打+43奪三振、翌19年に29本塁打+30奪三振を記録。そしてメジャー1年目の大谷自身も、22本塁打+63奪三振を成し遂げている。
ルースはデッドボール時代でプレーしたことを考えると単純比較はできないが、10号に到達したのは、1918年は6月29日、19年が7月10日だった。大谷の本塁打ペースは"神様超え"を果たしており、改めてバッティングの好調ぶりがうかがい知れるだろう。
大谷は今後も健康状態を保ってプレーを続けていけば、今まで忘れさられていた多くの記録も今世に蘇るはずである。
構成●THE DIGEST編集部
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月6日、本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に「2番・DH」で先発すると、3回の第2打席に今季10号となる2ラン本塁打を放った。10号アーチは今季両リーグトップタイに並ぶ数字であり、堂々の"本塁打王"と呼んでいい。
打った瞬間、誰もが確信する完璧弾だった。
第1打席は右腕コリン・マキューのスライダーに空振り三振に終わったが、第2打席は左腕ジョシュ・フレミングとの対戦。今季ここまで打率.182、OPS.735と苦手にするマッチアップだったが、大谷は初球に照準を合わせていた。インコースに食い込んできたシンカーを捉えた打球は右中間スタンドへ一瞬で消えていき、飛距離428フィート(約130m、打球初速107.6マイル(約173キロ)の特大10号となった。
今季10号で本塁打王争いトップに並んだという事実も凄いが、エンジェルス公式ツイッターが「ちょっと待ってくれ、この選手は昨日投げていたんだよね?」と、"歓喜"の戸惑いツイートをしたように、大谷は先発投手もこなしているのだから驚きでしかない。そしてこの一発で、大谷は大記録も樹立した。
単一シーズンで「10本塁打+30奪三振」を複数回記録した選手は過去に一人だけ。"野球の神様"ベーブ・ルースその人だ。ルースは1918年に11本塁打+43奪三振、翌19年に29本塁打+30奪三振を記録。そしてメジャー1年目の大谷自身も、22本塁打+63奪三振を成し遂げている。
ルースはデッドボール時代でプレーしたことを考えると単純比較はできないが、10号に到達したのは、1918年は6月29日、19年が7月10日だった。大谷の本塁打ペースは"神様超え"を果たしており、改めてバッティングの好調ぶりがうかがい知れるだろう。
大谷は今後も健康状態を保ってプレーを続けていけば、今まで忘れさられていた多くの記録も今世に蘇るはずである。
構成●THE DIGEST編集部