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「今年のオオタニはモノが違う!」大谷翔平が提示した“課題克服”に米放送局も注目!「歴史的なシーズンになるかも…」

THE DIGEST編集部

2021.05.08

首脳陣やファンからも賛辞を贈られる大谷。偉人たちの記録に並ぶ今季のパフォーマンスはまさに歴史的だ。(C)Getty Images

首脳陣やファンからも賛辞を贈られる大谷。偉人たちの記録に並ぶ今季のパフォーマンスはまさに歴史的だ。(C)Getty Images

 メジャーリーグが開幕して1か月。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は快調に活躍を続けている。

 投げては勝ち星こそひとつのみだが、18.2イニング(4登板)で防御率は2.41、30奪三振を記録。打っても打率.278、ホームラン10本、打点26、OPS(出塁率+長打率)は.977と、いずれもハイアベレージを叩き出している。

“野球の神様”であるベーブ・ルースとも比較される二刀流スターは、レジェンドたちにも一目を置かれている。かつてニューヨーク・ヤンキースのエースだったC.C.サバシアは、「人生で見た中でショウヘイ・オオタニが最高の野球選手だ」と賛辞を惜しまない。

 開幕前には健康状態の維持が危惧されたが、ここまで開幕全試合に出場して、周囲の雑音を見事に拭い去っている。ここ2年は怪我に悩まされてきただけに、“課題”を克服した感もある今季のパフォーマンスに、現地メディアの期待が高まるのも無理はない。

 米放送局『Fox Sports』は「驚異の二刀流スター、ショウヘイ・オオタニが変貌を遂げた。今年はモノが違う」と銘打った特集記事を公開。26歳のサムライ戦士の耐久性の変化をレポートした。

【動画】ドジャースの剛腕を打ち砕いた大谷翔平のタイムリーツーベースシーンはこちら
「オオタニの素晴らしき才能は2018年に渡米して以来、一度たりとも疑われたことはなかった。しかし、彼のメジャーでのキャリアは常に健康状態が不安視され続けてきた。最初の2年間はわずか210試合しかプレーできず、昨年も右肘の痛みに悩まされた。だが、今年はクリアな状態を保っている。全試合に出続けて、エンジェルスの投資に対する見返りを示しているのだ」

 さらに「偉大な投手たちが見せる支配的なピッチングに加え、ホームラン50本ペースで打ち続けているという事実は、彼が史上最高の完成された野球選手になれる証明だ」と評し、記事をこう締めくくっている。

「何度も言うが、オオタニに才能があるのは間違いない。だがそれは、健康状態に依存する。彼の身体がシーズンを通して耐えられるのなら、野球界にとっても歴史的なシーズンになる可能性がある」

 直近のロサンゼルス・ドジャース戦でも2本のタイムリーヒットを放った大谷。その状態には、世界が注目している。

構成●THE DIGEST編集部
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