驚愕の一振りだった。
現地時間5月7日に本拠地で開催されたロサンゼルス・ドジャース戦に「2番・DH」で先発出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、6回裏2死2塁の絶好機で魅せた。
メジャー9年目のベテラン右腕ジョー・ケリーとのマッチアップ。カウント2-2と追い込まれた大谷は、5球目に外角低めへと投じられた87マイル(約140キロ)の高速チェンジアップを、泳がされながらも右手一本で強引に引っ張る。平凡な外野フライかと思われた打球だったが、グングンと伸びていき、ライトを守っていた名手ムーキー・ベッツの頭上を越えるタイムリーツーベースとなった。
このドジャース戦での痛烈なタイムリーが証明する通り、今季の大谷は観る者の心を揺さぶり続けている。とりわけ打撃面における成績は目覚ましく、打率こそ.278だが、ホームラン10本(リーグ1位タイ)、打点26(リーグ2位タイ)、さらにOPS(出塁率+長打率)は.977と軒並み高いアベレージをマークしているのだ。
開幕前に危惧されたコンディション面の懸念も吹き飛ばし、一部メディアではMVP候補にも挙げられている。そんな26歳のサムライ戦士には、現地メディアからも賛辞が止まらない。
【動画】現地メディアも驚愕!右手一本で放った大谷の適時二塁打はこちら! 日夜、熱心にMLBの情報を発信している米スポーツ専門メディア『Clutch Points』は、「オオタニは前代未聞の希少性を持つ逸材だ。すでに多くの記録を塗り替え、メジャーの歴史の一部になっている」と褒めちぎる。
「彼のピッチングやバッティング面においては、あらゆる統計や予想も意味をなさない。なぜなら彼のように支配的な投球をしながら、ホームラン王争いをリードできる存在は現代の球界には存在しないからだ」
さらに「もはや彼のやろうとしていることにケチをつける人間はいなくなった。もう誰も追いつけない」と評した同メディアは、「エンジェルスと選手たちは今年こそ奮起すべきだ。オオタニとマイク・トラウトが揃っていながら優勝できない理由などない」と力を込めた。
「オオタニは異次元とも言えるレベルでボールをかっ飛ばし続け、毎週のように驚異的な光景を我々に見せつけている。そしてこれまでの野球の常識を完全に破壊した。そんな天才を持て余してはいけない」
開幕からおよそ1か月が経過し、アメリカン・リーグ西地区の最下位に沈んでいるエンジェルス。ライバルが多く、その道のりは険しいが、19年ぶりのワールドチャンピオンに向け、大谷にはさらなる奮起が求められそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間5月7日に本拠地で開催されたロサンゼルス・ドジャース戦に「2番・DH」で先発出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、6回裏2死2塁の絶好機で魅せた。
メジャー9年目のベテラン右腕ジョー・ケリーとのマッチアップ。カウント2-2と追い込まれた大谷は、5球目に外角低めへと投じられた87マイル(約140キロ)の高速チェンジアップを、泳がされながらも右手一本で強引に引っ張る。平凡な外野フライかと思われた打球だったが、グングンと伸びていき、ライトを守っていた名手ムーキー・ベッツの頭上を越えるタイムリーツーベースとなった。
このドジャース戦での痛烈なタイムリーが証明する通り、今季の大谷は観る者の心を揺さぶり続けている。とりわけ打撃面における成績は目覚ましく、打率こそ.278だが、ホームラン10本(リーグ1位タイ)、打点26(リーグ2位タイ)、さらにOPS(出塁率+長打率)は.977と軒並み高いアベレージをマークしているのだ。
開幕前に危惧されたコンディション面の懸念も吹き飛ばし、一部メディアではMVP候補にも挙げられている。そんな26歳のサムライ戦士には、現地メディアからも賛辞が止まらない。
【動画】現地メディアも驚愕!右手一本で放った大谷の適時二塁打はこちら! 日夜、熱心にMLBの情報を発信している米スポーツ専門メディア『Clutch Points』は、「オオタニは前代未聞の希少性を持つ逸材だ。すでに多くの記録を塗り替え、メジャーの歴史の一部になっている」と褒めちぎる。
「彼のピッチングやバッティング面においては、あらゆる統計や予想も意味をなさない。なぜなら彼のように支配的な投球をしながら、ホームラン王争いをリードできる存在は現代の球界には存在しないからだ」
さらに「もはや彼のやろうとしていることにケチをつける人間はいなくなった。もう誰も追いつけない」と評した同メディアは、「エンジェルスと選手たちは今年こそ奮起すべきだ。オオタニとマイク・トラウトが揃っていながら優勝できない理由などない」と力を込めた。
「オオタニは異次元とも言えるレベルでボールをかっ飛ばし続け、毎週のように驚異的な光景を我々に見せつけている。そしてこれまでの野球の常識を完全に破壊した。そんな天才を持て余してはいけない」
開幕からおよそ1か月が経過し、アメリカン・リーグ西地区の最下位に沈んでいるエンジェルス。ライバルが多く、その道のりは険しいが、19年ぶりのワールドチャンピオンに向け、大谷にはさらなる奮起が求められそうだ。
構成●THE DIGEST編集部