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大谷翔平、3三振で連続試合安打は4でストップ。明日は"因縁の地"で『リアル二刀流』の先発へ!

THE DIGEST編集部

2021.05.11

明日の先発登板が予定されている大谷。今季7号アーチを打った相手にまさかの3三振と、いいところがなかった。(C)Getty Images

明日の先発登板が予定されている大谷。今季7号アーチを打った相手にまさかの3三振と、いいところがなかった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月10日、敵地で行われたヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」で先発出場。らしくない形での3打席連続三振などで5打数ノーヒットに終わったが、チームか5対4で勝利した。

 明日の同カードでの先発登板が予定されていながら、この日も当然のように大谷はスターティング・ラインナップに登場した。相手先発右腕ルイス・ガルシアは、4月25日にも対戦しており、この時はシーズン7号アーチを叩き込んでいる。そして翌日、大谷は先発マウンドに上がって今季初勝利を上げていた。

 まさに“おあつらえ向き”のマッチアップとなったが、第1打席は外角低めのチェンジアップに3球三振。3回の第2打席も同じくチェンジアップで三振、さらに第3打席もボール球のカーブに手を出してこの日2度目の3球三振と、まったくいいところがなく試合中盤を迎えた。
 
 エンジェルスは序盤からアストロズに先行を許し、3回を終えて0対3。嫌な空気が漂っていたが4回、主砲マイク・トラウトが四球で出塁すると、赤丸急上昇の4番ジャレッド・ウォルシュの二塁打でトラウトが快足を飛ばして1点を返す。

 4回にはアストロズが1点を入れて再び3点差となったものの、6回にビッグイニングが訪れた。1死からウォルシュ、ジャスティン・アップトンの2者連続本塁打で1点差に迫り、先発ガルシアをマウンドから引きずり下ろすと、代わり端の中継ぎを四球、二塁打で攻め、さらにタイムリー、スクイズで一気に逆転。

 2死ながらも一、三塁の場面で大谷に打席が回ってきた。たまらずアストロズは、大谷が今季打率.195と苦にしている(対右は.317)左腕投手をマウンドへ。1ボールからの2球目、大谷はシンカーを強振したものの、二塁の正面をつき、追加点とはならなかった。

 8回にも2死三塁の好機で打席が回ってきたが、フルカウントから一ゴロで5打席ノーヒット。連続試合安打も4でストップし、今季成績は打率.266、OPS.917となっている。もっとも、エンジェルスはリリーフ陣が踏ん張って5対4で勝利。同地区相手に価値ある1勝を挙げた。

 明日、大谷は自ら直訴して“リアル二刀流”として先発予定。ミニッツメイド・パークのアストロズ戦といえば、2018年に大谷が右ヒジ手術を痛めてからの復帰登板となった地。そして、その試合で再発してトミー・ジョン手術を受けることが決定した。

 因縁の場所で復活を印象付ける白星を手にできるのか、注目だ。

構成●THE DIGEST編集部





 
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