MLBのトレード期限は7月30日。まだ先だが、早くもいろいろと噂が飛び交っている。果たして今季は誰が移籍するのか? 今回は注目のトレード候補選手たちを紹介しよう。
▼マックス・シャーザー(ナショナルズ)
現役最多3度のサイ・ヤング賞を受賞している大エース。今季で36歳になるがまだその実力に衰えはなく、5月10日時点でリーグ3位の61三振を奪っている。だが、チームは現在ナ・リーグ東地区最下位に低迷。今後も上昇の兆しがなければ、契約最終年のシャーザーを放出して若返りを図る可能性は高い。
この場合、有力な移籍先の候補となるのがヤンキースだ。リーグ優勝候補の筆頭として迎えた今季は、ここまで18勝16敗と波に乗り切れず、ニューヨークのファンはフラストレーションを募らせている。不満は大型補強に消極的なフロントにも向けられていて、シャーザー獲得へのモチベーションは十分。実際、世界一経験もあるシャーザーの加入は、2017年途中にタイガースからアストロズへトレードされ、世界一に貢献したジャスティン・バーランダーのような“起爆剤”になる可能性はある。
5月8日(現地)、シャーザーはヤンキー・スタジアムでのヤンキース戦に登板し、7.1回を2安打1失点14奪三振の圧倒的な投球を見せた。この快投で、ヤンキースはシャーザーの存在価値を改めて強く印象づけられたのではないか。
▼トレバ・ストーリー(ロッキーズ)
2019年に遊撃手史上最速で通算100本塁打に到達したストーリーは、昨季は盗塁王も獲得。ゴールドグラブ受賞こそないが、守備も高水準だ。今季終了後にFAとなるため、再建中のロッキーズがトレード期限までに放出することは確実視されている。
有力な移籍先は、やはりヤンキースだ。現在のレギュラー遊撃手は19年に38本塁打も放った24歳のグレイバー・トーレスだが、今季は5月10日時点でOPS.644、1本塁打と深刻な打撃不振。また、以前から守備の拙さも指摘されていて、ストーリーの獲得は攻守にわたり大きなアップグレードになる。
『ニューヨーク・ポスト』紙のジョエル・シャーマンも「(ストーリーのトレードは)今でなければ、いつ必要になるのか?」と主張しているが、もしシャーザーとストーリーの両獲りに成功すれば、09年以来のワールドチャンピオンへ向け前進するとともに、ニューヨークは大いに盛り上がるだろう。
▼マックス・シャーザー(ナショナルズ)
現役最多3度のサイ・ヤング賞を受賞している大エース。今季で36歳になるがまだその実力に衰えはなく、5月10日時点でリーグ3位の61三振を奪っている。だが、チームは現在ナ・リーグ東地区最下位に低迷。今後も上昇の兆しがなければ、契約最終年のシャーザーを放出して若返りを図る可能性は高い。
この場合、有力な移籍先の候補となるのがヤンキースだ。リーグ優勝候補の筆頭として迎えた今季は、ここまで18勝16敗と波に乗り切れず、ニューヨークのファンはフラストレーションを募らせている。不満は大型補強に消極的なフロントにも向けられていて、シャーザー獲得へのモチベーションは十分。実際、世界一経験もあるシャーザーの加入は、2017年途中にタイガースからアストロズへトレードされ、世界一に貢献したジャスティン・バーランダーのような“起爆剤”になる可能性はある。
5月8日(現地)、シャーザーはヤンキー・スタジアムでのヤンキース戦に登板し、7.1回を2安打1失点14奪三振の圧倒的な投球を見せた。この快投で、ヤンキースはシャーザーの存在価値を改めて強く印象づけられたのではないか。
▼トレバ・ストーリー(ロッキーズ)
2019年に遊撃手史上最速で通算100本塁打に到達したストーリーは、昨季は盗塁王も獲得。ゴールドグラブ受賞こそないが、守備も高水準だ。今季終了後にFAとなるため、再建中のロッキーズがトレード期限までに放出することは確実視されている。
有力な移籍先は、やはりヤンキースだ。現在のレギュラー遊撃手は19年に38本塁打も放った24歳のグレイバー・トーレスだが、今季は5月10日時点でOPS.644、1本塁打と深刻な打撃不振。また、以前から守備の拙さも指摘されていて、ストーリーの獲得は攻守にわたり大きなアップグレードになる。
『ニューヨーク・ポスト』紙のジョエル・シャーマンも「(ストーリーのトレードは)今でなければ、いつ必要になるのか?」と主張しているが、もしシャーザーとストーリーの両獲りに成功すれば、09年以来のワールドチャンピオンへ向け前進するとともに、ニューヨークは大いに盛り上がるだろう。