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「もちろん、可能だ」大谷翔平の本塁打王獲得に指揮官が太鼓判!「今の彼はフレッシュだ」

THE DIGEST編集部

2021.05.11

現地11日の試合では二刀流での出場が濃厚。投打に渡る活躍に期待がかかる。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、現地時間5月11日に行なわれる敵地でのヒューストン・アストロズ戦に先発予定。今季3度目となる投打での同時出場、リアル二刀流での出場が見込まれている。

 今季は右手のマメや右肘への死球の影響を考慮して、リアル二刀流での起用はたびたび回避されてきたが、今回は大谷の直訴もあったという。エンジェルスのジョー・マッドン監督は「すでにオオタニと話して、彼はやりたいと言っている。だから、我々も少し調整をする」と語り、今季3度目となる挑戦を示唆した。

 マッドン監督によると、大谷は常に野手メニューよりも投手メニューを優先的に行なっており、2つのマメに関してもうまく乗り越えられそうだという。そうした大谷の調整能力について、MLB公式サイトは、「オオタニの持つ、グラウンドにとどまるためにやるべきことをする力に、マッドンは感銘を受けている」と伝えた。
 
 そして気になる本塁打王の行方について問われると、マッドン監督は「もちろん、彼には可能だ」と断言。現地時間5月10日に行なわれたアストロズ戦では5打数ノーヒットと沈黙した大谷だが、ここまでに放ったホームラン10本は、ボストン・レッドソックスのJD・マルティネスと並び、依然本塁打ランキングのトップだ。マッドン監督は続けてここまでの出来栄え、状態に満足するコメントを残した。

「どれだけ望めるかはわからなかった。これ(リアル二刀流)はキャンプ中に思い浮かんだもので、彼をどれだけ起用できるかと、それを彼がどう認識しているかに関わるものだった。今は彼はよく努力してやり遂げている。シーズンが進めば少し疲労は出てくるだろうけどね。我々はそれに対応する必要があるが、今の彼はフレッシュだ」

 過去の2度のリアル二刀流は、共にアクシデントで降板を強いられた。万全の状態で臨む明日の試合からは、ますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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