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MLB

前田健太も放出候補に?不振のツインズに現地メディアが大刷新を提言「未来に目を向ける必要がある」

THE DIGEST編集部

2021.05.12

5月4日のレンジャーズ戦で好投した前田。このピッチングを続けていけば、外野の声は収まるだろう。(C)Getty Images

5月4日のレンジャーズ戦で好投した前田。このピッチングを続けていけば、外野の声は収まるだろう。(C)Getty Images

 アメリカン・リーグ中地区を2連覇中のミネソタ・ツインズが、今季は苦戦している。32試合で12勝20敗と大きく負け越し、勝率.375で同地区4位に沈んでいる。

 不甲斐ない姿を見せるチームに対し、地元メディアも苦言を呈している。ミネソタのスポーツ情報を扱う『ZONE COVERAGE』は、大きく期待を下回る今季のツインズを酷評した。

「ツインズは地区タイトル3連覇の期待を背負って今シーズンに入った。近年の記憶では一番の分厚いブルペンと、ボンバ・スカッド(2019年にMLB本塁打記録を打ち立てた打線)のキープレーヤーの多くを有するラインナップがあった。しかし、ブルペンはめちゃくちゃで、ラインナップは2年前にブレークしたシーズンのレベルをはるかに下回っている」

 そして同記事は、スタートに失敗した以上は「今季の目的について考え直す必要がある」と主張。ここからのV字回復の見込みもないとして、「未来に目を向ける」ことを提案した。若手を積極的に登用し、陣容を大幅に入れ替えようというのだ。
 
 特に投手陣については、地区優勝した昨季も失点数は多い方だったと指摘し、「今年のスロースタートは、彼らがどういう存在であるかをより正確に示すものかもしれない」として、そもそも実力的に難があると主張。「彼らはページをめくる必要がある」と綴り、前田健太も放出候補との見方を示した。

「アンドレルトン・シモンズやマエダ、そのほか別の選手でカバーしたりプロスペクトで代替できるであろう多くの選手たちを売る可能性もある。現在33歳のマエダを売ることを選べば、ひとつ場所が空く。ジョアン・デュランやジョーダン・バラゾビックのようなプロスペクトが今夏にデビューを果たし、将来のローテーションの重要なピースになるかもしれない」

 確かに、今季の前田の成績が優れないのは事実で、6回の先発登板でクオリティー・スタートを決めたのは1回のみ。2試合連続で3本のホームランを浴びて大量失点を食らうなど、開幕投手らしからぬピッチングが続いていた。ただ迎えた現地時間5月4日のテキサス・レンジャーズ戦では、5回1/3を無失点、8奪三振に抑え、見事なバウンスバックを披露。今後の巻き返しを予感させる好投だった。

 登板予定のシカゴ・ホワイトソックス戦(現地11日)では、レンジャーズ戦の勢いそのままに、チームを上向かせ、周囲を黙らせるピッチングを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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