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大谷翔平、3年ぶりの7イニング&今季最多の10奪三振と圧巻の投球! 初めてライトでも出場

THE DIGEST編集部

2021.05.12

今季最多の10奪三振に加えてライトでも出場。この日もまた記憶に残るゲームとなった。(C)Getty Images

 5月11日(現地)、敵地ミニッツメイド・パークでのアストロズ戦に今季3度目の"リアル二刀流"として出場した大谷翔平(エンジェルス)は勝ち負けはつかなかったものの、今季最長の7イニングを投げてこれまた今季最多の10奪三振、1失点と好投。8回裏からはメジャー4年目で初めてライトの守備に入り、打球も処理した。試合はエンジェルスが1対5で敗れた。


 過去4先発続けて初回に20球以上費やすなど立ち上がりの悪さが問題となっていた大谷だが、この日は初回をわずか12球で切り抜ける順調なスタート。アストロズ打線の早打ちに助けられた部分もあったが、課題のコントロールも安定していて、2回以降も危なげない投球を続ける。

 最速99マイル(約159.3キロ)の4シームとスプリッター、スライダーはこの日も切れ味抜群で、5回先頭のカイル・タッカーに先制本塁打を許した後も大崩れせず。今季はこれまで5回が最長イニングだったが、今日は2018年5月20日以来となる7回を投げ抜いて1失点、被安打4、与四球は1つだけで10奪三振と、ほぼ満点に近い投球内容だった。
 
 7回を終えた時点で88球。1対1で迎えた8回裏も続投かとも思われたが、大谷が向かったのはマウンドではなくライト。4月24日の同じくミニッツメイド・フィールドでのアストロズ戦以来となる外野守備に就いた。しかし、結果的にこの決断が裏目となる。2番手、3番手が崩れてエンジェルスはこの回4点を奪われてしまった。

 一方、打席では通算7打数ノーヒットと苦手にしていたアストロズ先発ランス・マッカラーズJr.に対し、最初の2打席は打ち取られたものの第3打席でライト前ヒット。9回の打席はクローザーのライアン・プレスリーの前にフルカウントから見逃し三振に倒れた。

構成●THE DIGEST編集部

 
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