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「誰も想像できなかった」“二刀流”大谷翔平のマイルストーンを公式メディアが列挙!「前例の無いシーズン」

THE DIGEST編集部

2021.05.14

昨シーズンは不本意な結果で終わった大谷。今季の活躍は誰が想像しただろうか?(C)Getty Images

 162試合中36試合と、およそ4分の1を消化したロサンゼルス・エンジェルス。試合毎に"二刀流"大谷翔平は偉大な記録を次々と塗り替えており、日米のメディアがこぞってそれを報じている。

 MLB公式『MLB.com』のレット・ボリンジャー記者は、「オオタニに度肝を抜かれたか?エンゼルスの"二刀流"スターが前例のないシーズンを過ごしている」と銘打ち、以下のようにレポートした。

「開幕前の2月、ジョー・マッドン監督は、大谷の状態について記者に問われると『全て行ける』と自信をもって発言したが、楽観的な人でさえ、今シーズンどれだけプレーするのか、どれだけやってのけるのか誰も想像できなかった」

 今季はここまで、打者として34試合に出場し、5試合で先発マウンドに上がるなど、まさにフル回転状態。1973年にDH制を導入して以来、初となる"リアル二刀流"に3度挑戦しており、10本のホームラン(リーグ2位)、9本の二塁打、6つの盗塁、26打点、26得点で打率.257、出塁率.303、長打率.574を記録。投手としては、25回2/3を40奪三振、20四球、2被本塁打で防御率2.10と驚異的な数字を残している。
 
 同記事では、「すでにいくつかのマイルストーンを達成しているので、ここまでの業績をみていこう」と箇条書きで9つ挙げている。

・先発登板の翌日に「1番」で出場するのは、1916年7月26日のレイ・コールドウェル(ヤンキース)以来
・10個の三振を取ってからフィールドでプレーした3人目の選手
・本塁打数メジャートップの状態で先発。1919年のベーブ・ルース以来の快挙
・開幕から5先発で40奪三振以上、被安打12未満の投球は史上初の快挙
・キャリア55本塁打以上で100奪三振は、史上5番目
・4月12日の打球速度119マイル(約191.5キロ)は今季2番目
・100マイル(約160.9キロ)以上を既に9球投げている。ジェイコブ・デグロム、シェーン・マクラナハン(レイズ)に次ぐ先発3番目
・スプリットで28奪三振。ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)に次ぐ2番目
・ホームから1塁までのスピードがバイロン・バスストン(ツインズ)に次ぐメジャー2番目(8.9メートル/秒)

 昨季の不振を吹き飛ばし、開幕から快調にとばす26歳は、メジャー史に刻まれる金字塔を次から次へと達成。この勢いでどこまでやってのけるのか、その凄まじい記録から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部 

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