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大谷翔平は驚愕の“グリーンモンスター越え”弾! しかし、エンジェルスはまたも継投失敗で敗れる

THE DIGEST編集部

2021.05.15

脅威の一発で見せ場を作った大谷。だが、チームはまたも中継ぎ陣がもたなかった。(C)Getty Images

脅威の一発で見せ場を作った大谷。だが、チームはまたも中継ぎ陣がもたなかった。(C)Getty Images

 現地時間5月14日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたボストン・レッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場した。

 14連戦に全試合フル出場を果たした大谷。疲労も不安視されたなかで、ジョー・マッドン監督が「休めば、ショウヘイはまた打つようになる」と明言した通りに、移動日明けのこの日は初回の第1打席から見せ場を作る。
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 レッドソックス先発右腕ニック・ピベッタの投じた6球目、内角高めへの80マイル(約128キロ)ナックルカーブを巧みに流すと、打球は“グリーンモンスター”と呼ばれる特大のレフトフェンスに直撃する二塁打となった。

 2回裏にエンジェルスの先発グリフィン・キャニングからハンター・レンフローが2ランホームランを放ってレッドソックスが2点を先行した試合は、そこから緊張感のある投手戦の様相を呈していった。

 3回表の第2打席にナックルカーブで空振り三振に切って取られていた大谷は、6回表の第3打席で驚愕弾を放って敵地ファンの度肝を抜く。

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 カウント1-1からの3球目、外角真ん中に投じられた79マイルのナックルカーブをおっつけながら流すと、高く舞い上がった打球はみるみるうちに伸びて、ボストンの名物となっている11.3メートルのレフトフェンスを悠々と越えていった。

 レッドソックス・ファンが静まり返った大谷の今季第11号アーチで一点差に迫ったエンジェルスは一気に活気づく。7回表に連打でピベッタを降板させると、代わったマット・アンドリースからホゼ・イグレシアスが2点タイムリー二塁打を放って逆転に成功した。

 一気呵成の攻撃で試合をひっくり返したエンジェルスだったが、課題の中継ぎがまたも打ち込まれてしまう。7回裏からマウンドに上がったトニー・ワトソンが1死1塁からレッドソックスの9番ボビー・ダルベックにセンターバックスクリーンへの特大2ランホームランを浴びたのだ。

 シーソーゲームとなったなかで、大谷は8回表に4打席目に立つ。レッドソックスのセットアッパーであるアダム・オッタビーノと対峙したが、ここは相手右腕の代名詞である横滑りするスライダーを巧みに使われて空振り三振に。この直後には固唾を飲んで見守っていたスタンドから大歓声が上がった。

 最終回は相手守護神マット・バーンズに三者連続三振と完璧に抑え込まれたエンジェルスは3-4で逆転負け。一時はレッドソックスを逆転しただけに、防御率7.50の中継ぎ陣の問題が浮き彫りになる結果となった。

構成●THE DIGEST編集部
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