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「スライダーを投げるべき」“グリーンモンスター越え”の大谷翔平を封じる秘策は?敵軍リリーバーが明かす

THE DIGEST編集部

2021.05.16

現在11本の本塁打を放っている大谷。経験豊富なベテラン投手も強い警戒を見せた。(C) Getty Images

 現地時間14日、敵地フェンウェイパークで"グリーンモンスター"越えの特大アーチを放った大谷翔平。続く8回の第4打席は空振り三振に抑えられたが、その凡退打席にボストンメディアが注目している。
 
 日刊紙『ボストンヘラルド』は、レッドソックス4番手アダム・オッタビーノと大谷との対戦の詳細に言及。2ストライクと追い込んだ後、マウンドに足を運んだ遊撃手ザンダー・ボガーツとオッタビーノとの会話を紹介した。
 
「私は彼に、どうすべきと思うか尋ねた。彼は、スライダーを投げるべきだと言った」
 
 このアドバイスに素直に従った右腕。投じた6球目のスライダーは真ん中低めに決まり、強振した大谷のバットは空を切った。
 
 今シーズン、ヤンキースから移籍してきたオッタビーノは、アドバイスを求めた理由について、「私とは何度も対戦経験があり、私との対戦がどのようなものか知っている」と話し、同じア・リーグ東地区のライバルだった中軸のボガーツに全幅の信頼を置いた。
 
 さらに、「時には偉大な選手の意見を聞くことで、自身を持って投球することができる」と、本塁打王を打ち取った要因として、助言によって得られたメンタル面の効果も挙げている。

 オッタビーノはメジャー通算482登板を誇る35歳のベテラン。そんな経験豊富な投手が求めたアドバイスは、今の大谷が、いかにMLB全体から警戒されているかを表していると言えそうだ。

構成●THE  DIGEST編集部

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