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大谷翔平、「2番・投手」は痛恨被弾で勝利投手を逃す。しかし直後にライト守備での"三刀流"へ!

THE DIGEST編集部

2021.05.20

今季3度目のリアル二刀流に挑んだ大谷。しかし、勝利投手目前の被弾で驚きの起用に代わった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月19日、本拠地で行われているクリーブランド・インディアンス戦に「2番・投手」の"リアル二刀流"で先発。勝利投手まであと1アウトに迫りながら降板したものの2失点、5奪三振の好投を見せ、打っては2打数無安打ながらもライナー性の打球を飛ばしている。

 その立ち上がり。相手は大谷が被出塁率.367(右は.220)と苦戦している左打者を上位に並べ、揺さぶりをかけてきた。

 しかし大谷はこれに動じず、1~2番の左打者をスライダー、スプリッターで連続三振。ここで対するは両打ちのホゼ・ラミレス。大谷と本塁打王争いを演じている強打者は二塁内野安打で出塁すると、上位では数少ない右打者のフランミル・レイエスに三塁線を破られ、大谷は先制を許してしまう。
 
 2回は左に1四球を与えたものの、後続は2者連続奪三振。さらに3回はこの日初の三者凡退に終えていいリズムを作ると、その裏、1番のホゼ・イグレシアスがセンター前タイムリーを放って1対1の同点に戻す。

 ここで2番の大谷に打席が回る。1打席目は三塁ラミレスの好守に阻まれたが、2打席目は快音を残してセンターを抜ける……かと思ったが、打球は伸びすぎてアウトとなった。しかし、3試合連続アーチ中の調子の良さを感じさせる打席内容を見せている。

 4回は先制打を許したレイエスにまたも二塁打を浴びて先頭打者を出したが、三振、さらに三塁を狙った走者をカート・スズキが見事に阻止して難を逃れたのだった。直後、売り出し中のジャレッド・ウォルシュが勝ち越し弾。大谷に勝利投手のチャンスが巡ってきた。

 しかし、唯一の四球を出したジェイク・バウアーズに痛恨の被弾。2勝目の権利は5回表の時点で消えてしまった。さらにヒットを許したが、今季初の併殺打で脱したが、続く打者の四球で降板。大谷は4.2回を投げて終えて71球、5安打、2失点、5奪三振と惜しくも勝利投手になれなかったが、何とここでライトへスイッチ。

 圧倒的な打力を生かすため、後半は"三刀流"でチームに勝利をもたらせるか。

構成●THE DIGEST編集部



 
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