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「オオタニはルースを上回る!」大谷翔平は“野球の神”を超える!? 米メディアが独自データで検証

THE DIGEST編集部

2021.05.29

出色のパフォーマンスが続いている大谷(左)は、野球史に名を残す偉人ルース(右)ですらも、超える存在になっていくかもしれない。(C)Getty Images

 多士済々のメジャーリーグにあって、日々存在感を強めているのが、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。

 トミー・ジョン手術からの本格復帰となった今季は、開幕から好調を保っている。打ってはアメリカン・リーグ2位となる15本塁打を放つだけでなく、OPS(出塁率+長打率)も「エリート」に分類される.944を記録。投げても実質リーグ2位の奪三振率13.35というハイアベレージを記録し、ライバルたちを寄せ付けない。

 すでに4度のリアル二刀流をこなしている大谷は、すでに今季のMVP候補にも挙げられる。そんな偉才には、"野球の神様"と称された大打者ベーブ・ルースと比較する声も上がっている。

 世界的なレジェンドと大谷は、ともに二刀流をこなす実績を持つなど、関連性は低くなく、「どちらが凄いのか」と天秤にかける現地メディアも後を絶たない。そんななかで新たに興味深い見解を記したのは、米メディア『Bleacher Report』だ。

 日夜、あらゆるスポーツの情報を発信する同メディアは、読者からの反応をもとに「最高選手vs最高選手」という企画を掲載。新旧の二刀流スターにクローズアップした。
 
 ルースが二刀流を務めたのは、ボストン・レッドソックス時代の2シーズン(1918−19年)のみとあって、「単純比較は難しい」とした同メディアは、勝利への貢献度を示す指標である「WAR」を基準に両雄を比較。19年のルースは、打撃が9.1、投手は0.8。一方で今季の大谷は打撃が1.6、投手としては1.2となっているという。

 この分析を受け、「ルースの場合は打撃が評価の大半を占めているが、大谷はこのままいけば、投打のWARが9.5となる。ほぼイーブンだ」と評価した同メディアは、次のような答を出している。

「1シーズンでの二刀流における戦績という点では、オオタニが現状を維持できたとすれば、ルースを上回ると言っても過言ではない。これは強調するが、今の調子をキープできたとすれば、この対決はオオタニに軍配が上がる」

"神を超える"のは、もちろん容易ではない。だが、世界中から熱視線を注がれる大谷であれば、本当にルースを凌駕してしまうのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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