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MLB

本塁打よりも驚異的だった183キロのライナー。大谷翔平の規格外パワーに米記者も溜め息「野球を殺しているようだ…」

THE DIGEST編集部

2021.06.07

当たりが良すぎたためにアウトとなったが、大谷はライナーでも話題を集めている。(C)Getty Images

当たりが良すぎたためにアウトとなったが、大谷はライナーでも話題を集めている。(C)Getty Images

 規格外のパワーは、先発登板翌日の試合でも健在だった。

 現地時間6月5日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で開催されたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。8試合ぶりとなる第16号ホームランを含む5打数2安打2打点と活躍した。
【動画】打球速度181キロの弾丸! 大谷翔平が菊池雄星から放った特大アーチはこちら

 前日に“リアル二刀流”で今季2勝目を挙げた大谷は、この試合でも傑出した存在感を放った。第1打席には、マリナーズの先発だった菊池雄星から球速度112マイル(約181キロ)、飛距離436フィート(約133メートル)のソロホームランを放ってみせた。

 エンジェルス指揮官のジョー・マッドンが「今日もショウヘイはストロングに見えた」と絶賛した26歳のサムライ戦士は、9回の第5打席にも、相手バッテリーの執拗な内角攻めを巧みなバットコントロールで応戦。カウント3-2からのカーブを華麗に弾き返すタイムリーツーベースを打ち、スタンドを大いに沸かせた。
 

 しかし、この日の大谷が最も驚異的なパワーを見せつけたのは、7回の第4打席だ。無死2塁の場面でヤクセル・リオスと対峙すると、ほぼど真ん中に投げ込まれた85マイル(約136キロ)のスライダーをフルスイング。惜しくもライトへのライナーに終わったものの、敵軍の肝を冷やさせる一打だった。

 投じられたコースを考えれば、ボールを“かち上げ”られなかったミスショットとも言える。だが、この時の打球速度114マイル(約183キロ)。地元紙『LA Times』のジャック・ハリス記者が「オオタニは野球を殺し続けているようだ」と思わずツイートしてしまうほどの驚異的な数値を叩き出していた。

 単なるライナーでも傑出したポテンシャルを感じさせた打棒には、エンジェルスOBであるマーク・グビザも、試合中継を担った米放送局『Bally Sports West』の番組内で「オオタニは並外れている」と脱帽したほどだ。

 シーズン50本以上のハイペースで本塁打を量産する大谷。そのパワーには連日、驚かされるばかりである。

構成●THE DIGEST編集部
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