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MLB

「三振で切り抜けた」澤村拓一が満塁のピンチを“魔球”でシャットアウト!現地記者も興奮「昨シーズン日本のマイナーで…」

THE DIGEST編集部

2021.06.08

ピンチの局面を得意球スプリットで斬り抜けた澤村は、2勝目を飾った。(C)Getty Images

ピンチの局面を得意球スプリットで斬り抜けた澤村は、2勝目を飾った。(C)Getty Images

 現地時間6月7日、ボストン・レッドソックスの澤村拓一は、マイアミ・マーリンズ戦にリリーフ登板。1回1/3を投げ、無安打、2奪三振1四球の無失点で切り抜け、日米通算50勝となる、メジャー2勝目を挙げた。

【PHOTO】澤村、ダルビッシュ、大谷!メジャーリーグで活躍する日本人選手を一挙紹介!

 5対2と3点リードした6回2死一二塁の場面で、澤村は4人目としてマウンドに上がった。スターリング・マーテイに四球を与え満塁のピンチを招くも、続くヘスス・アギラを93.9マイル(約151.1キロ)のスプリットで空振り三振に仕留めた。

 回をまたぎ再びマウンドを託された澤村は、三者凡退に抑えた。レフトフライ、セカンドゴロと完璧なピッチングで2人を退けると、続くアダム・デュバルにボールカウント3-0とボールを先行させる。それでもフルカウントに持ち込むと、最後は94.1マイル(約151.4キロ)のスプリットで空振り三振を奪った。
 
 地元紙『The Boston Globe』でレッドソックス番のピート・アブラハム記者は、日本人右腕の活躍に驚きを隠せないようだ。「ヒロカズ・サワムラは、昨シーズン日本のマイナーリーグに降格させられていた」と巨人時代に2、3軍で1か月ほどプレーしていた事実を綴り、以下のように続けた。

「そんな彼が、今ではフェンウェイパークで満塁の局面に、94マイルのスプリットで三振で切り抜けたんだ!」

 現在チームは、強豪が揃うア・リーグ東部地区でタンパベイ・レイズと首位争いを繰り広げている。防御率2.63、WHIP1.33を記録した33歳は、レッドソックスのブルペンで信頼を高め、チームにとって不可欠な存在となりつつあるようだ。

構成●THE DIGEST編集部 

【動画】澤村が吠えた!満塁のピンチも“伝家の宝刀”スプリットで三振斬り
 
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