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大谷翔平、2試合連続の“猛歩賞”&リーグ4位の9盗塁で勝利に貢献! 場内からは勝負見たさにブーイングも

THE DIGEST編集部

2021.06.08

バットで快音は聞かれなかったが、3四球で打線の潤滑油となった。(C)Getty Images

バットで快音は聞かれなかったが、3四球で打線の潤滑油となった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間6月7日、本拠地で行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。2試合連続でノーヒットに終わった一方、2試合連続で3四球を稼ぐ、猛打賞ならぬ“猛歩賞”で打線の起爆剤になるなど、チームの勝利に貢献した。

 初回から好調なエンジェルス打線が火を噴いた。1死後、大谷がこの日最初の四球で出塁すると、3番のアンソニー・レンドーンが先制タイムリー。さらに四球と連打で得点を重ね、ロイヤルズ先発のジャクソン・カワーを初回でKOする4得点を挙げる。

 しかし、直後の2回に2点を返され、嫌な展開となったが、4回裏にエンジェルスが追加点となる5点目をマーク。5回には2死から、マックス・スタッシがダメ押しとなる2ランを右翼席に叩き込み、最終スコア8対3でエンジェルスは快勝。今季成績を28勝32敗、地区4位とした。
 
 本塁打ランキングでリーグトップのブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に2本差の16本でこの試合を迎えた大谷。球場に詰めかけたファンもその打棒が見たかったのだろう。7回の第4打席がストレートの四球で終わると、場内から敵軍に対してブーイングも聞かれた。

 大黒柱のマイク・トラウト故障離脱後、明らかに相手バッテリーから勝負を避けられることが増えたのも、それだけ大谷の実力が認められたことの証とも言える。その中で、2回に2個目の四球で出塁後、すぐさまリーグ4位の9盗塁目を稼ぐなど多方面で貢献できるのも大谷の凄さ。今後、“限られた”打席の中でいかに甘い球を仕留めるのかが、タイトル争いにも大きく影響してきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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