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MLB

「みんな見たいと思ってる!」MLB通算287発のエンジェルス伝説戦士が大谷翔平のHR競争出場を後押し!「特別な才能の持ち主」

THE DIGEST編集部

2021.06.09

ロイヤルズ戦でも圧巻の一発を放ってみせた大谷。その打棒をオールスター戦でも見せつけられるか。(C)Getty Images

ロイヤルズ戦でも圧巻の一発を放ってみせた大谷。その打棒をオールスター戦でも見せつけられるか。(C)Getty Images

 怒涛のホームラン攻勢を生み出す、とんでもない一発だった。

 現地時間6月8日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回に先制となる今季17号2ランを放つと、続く打席では二塁打も記録。3打数2安打1四球、1本塁打2打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
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 ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に次ぐ、1本差のリーグ2位に立つ一発が飛び出したのは、初回の第1打席だ。相手左腕のクリス・ブービッチが真ん中低めに投じた80マイル(約128キロ)のチェンジアップをすくい上げると、打球はセンター後方へ高々と舞い上がり、飛距離470フィート(約143.2m)まで飛んでいった。

 二刀流を続けながら本塁打王争いを堂々と演じる偉才に、エンジェルスのレジェンドも熱視線を送る。この日、地元放送局『Bally Sports West』のゲストコメンテーターを務めたギャレット・アンダーソン氏は、「何事も簡単にやってのけているように見えるね。ピッチングは申し分ないし、バッティングでも毎日何かを見せてくれている」と称えた。

 1994年から2009年までエンジェルスの主砲として活躍。MLB通算287本塁打を叩き出したレジェンドは、今月3日に始まったオールスター投票に大谷がノミネートされた点について「当然じゃないか?」と一言。さらに自身が2003年にホームラン競争優勝&オールスターMVPという史上3人目の快挙を成し得た経験から「オオタニも(ホームラン競争に)出るべきだ」と推挙した。
 
「オオタニがホームラン競争で戦うのは私もそうだが、みんなが見たいと思っている。あれだけの才能の持ち主なのだから、誰もが見られる場に出るべきだと思う」

 一部でホームラン競争参加後に調子を狂わせてしまう選手が少なくない点も懸念されているが、アンダーソン氏は「私は喜んで参加したよ。ただ、楽しめばいいんだ」と一蹴。大谷に次のようなメッセージを送った。

「バッティング練習のように、普段通りのことをやればいいだけだ。ただ、あくまで競争だからね。感覚的には試合に臨むときと同じつもりで本気でやらなきゃいけないよ」

 今年のオールスターは、標高1600メートルと気圧が低く、本塁打が出やすいとされるデンバーで開催予定だ。この夢の大舞台で、全米を驚愕させるパフォーマンスを見せつけるのか。大谷への期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部
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