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「完璧に弾き返された」大谷翔平の鮮やか流し打ちにロイヤルズ右腕も思わずボヤキ「悪くないスライダーだった…」

THE DIGEST編集部

2021.06.10

ケラーのストライクを取りに来たボールを大谷は逃さずにモノにした。(C)Getty Images

ケラーのストライクを取りに来たボールを大谷は逃さずにモノにした。(C)Getty Images

 相手バッテリーの狙いを崩す華麗な一打だった。

 現地時間6月9日に行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、3回2死1塁で迎えた第2打席で、初球を鋭いスイングで弾き返し、レフト前にヒットを放った。

 この時、マウンドに立っていたロイヤルズの先発右腕ブラッド・ケラーは、真ん中低めに88マイル(約141キロ)の沈むスライダーを投じたのだが、この配球は明確な意図があってのものだった。
 
 試合後、地元紙『THE Kansas City Star』の取材に応じた25歳は、大谷との対戦前に四球で出塁させていたジャスティン・アップトンへのピッチングから配球が「上手くいっていた」と主張しつつ、こう分析した。

「ストライクゾーンにはボールが行っていた。コールされなかっただけだよ。あれで歩かせてしまったのは手痛かった。オオタニへのピッチングも初球としては悪くないスライダーだったと思う。実際、今シーズンのオオタニはファーストストライクをほとんど打っていないんだ。それを完璧にレフトへ弾き返されてしまって、ベース上に足の速い二人を置いてしまった」

 相手投手が脱帽する流し打ちを披露した大谷。ここ4試合で8四球と勝負を避けられる打席が続くなかでも、研ぎ澄まされた集中力は失われていないようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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