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「オオタニのリベンジだ」大谷翔平が“不可解ボーク”での失点後に魅せた圧巻二塁打に米記者が感嘆!「並外れたバットスピード…」

THE DIGEST編集部

2021.06.12

今季17度目のマルチ安打を記録した大谷。圧巻のパフォーマンスに敵地にも「MVP」コールが沸き起こった。(C)Getty Images

 現地時間6月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発出場。投げては5回2失点3四死球、打っては4打数2安打1打点をマークし、今季初となるチームの4連勝に貢献した。

【動画】「彼は並外れている」大谷が7回に放った一時勝ち越しの二塁打をチェック!

 4回終了時までダイヤモンドバックス打線を無失点に抑えていた大谷だが、5回にまさかの展開で失点する。1死から死球と四球で1、2塁のピンチを招くと、メジャーで取られたことのなかったボークが2つも重なって1点を献上。さらにキャッチャーのカート・スズキが捕逸して2点目を失った。

 その後、6回からライトの守備につくた大谷は、4対4とされた7回の攻撃時、無死一塁のチャンスで打席に立つ。敵地にも関わらずスタンドからMVPコールが起きるなか、その期待に応えんと、初球と捉えてライトフェンス直撃の二塁打を放ち、勝ち越し点を演出したのである。

 この存在感溢れるパフォーマンスには、米記者からも賛辞の声が続々と挙がっている。地元紙『LA Times』のジャック・ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニを外野手に起用したのは良い判断だった。彼はこの夜2本目の二塁打をフェンスに叩きつけた」と興奮気味に反応。米経済誌『Forbes』のバーニー・プレスコフ記者は「オオタニのリベンジだ」としたうえで、「この男は本当によく打てる」と絶賛している。

 また、米メディア『The Athletic』のザック・ブキャナン記者は、「4打席の打球速度105.9マイル(約170キロ)」「今夜108マイル(約174キロ)以上を3つ打った」と驚異的な数字を報告。米スポーツベッティング『Wager Talk』のアナリスト、デイブ・​コキン氏は「彼のバットスピードは並外れている」と感嘆の声を上げた。

 連日の活躍で日々注目度を高める大谷。試合は10回までもつれた延長戦の末に6対5でエンジェルスが勝利を収めている。

構成●THE DIGEST編集部

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