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「あんな速いのどうしようもない」大谷翔平の“弾丸ピッチャー返し”を受けた相手右腕が本音をポロリ「あと5インチずれていたら…」

THE DIGEST編集部

2021.06.13

大谷(左)のピッチャー返しを左肩付近に受けたケリー(右)。試合後にそのシーンを振り返っている。(C)Getty Images

 球場全体がヒヤリとするシーンだった。

【動画】大谷の弾丸ライナーがケリーに直撃…実際のシーンをチェック

 現地時間6月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発出場。投げては勝敗がつかなかったものの5回2失点3四死球、打っては4打数2安打1打点をマークし、延長戦までもつれた6対5の勝利に貢献した。 

 痛烈な打球が相手先発を襲ったのは、エンジェルスの3点リードで迎えた5回1死の場面だった。第3打席に立った大谷は初球のチェンジアップを捉えると、時速109マイル(約175キロ)の弾丸ライナーが飛び出した。しかし、その打球の先は右腕メリル・ケリーで、左肩付近に直撃したのだ。
 
 インパクトと同時に「アッ」と声を上げて心配の表情を浮かべた大谷は、跳ね返ったボールを一塁手に処理されてタッチアウト。一方、膝に手をついて痛みを確かめるように肩を回したケリーだが、この回をそのまま続投して5回3失点で降板した。

 試合後、ケリーは、打球直撃の瞬間を次のように振り返っている。
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「自分にあんなに速いボールが向かってきて、それに反応できないというのは本当にどうしようもなかったよ。ただ、幸いなことにボールの当たり所は良かったよ。もし、あと5インチ(約13センチ)右だったり、あと5インチ上にずれていたら、今ここに座って皆さんと話をしていなかっただろうね」

 一歩間違えれば大怪我になりそうだった今回のシーン。ケリーの状態は打撲傷が残ったのみで、大事に至らなかったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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