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出場辞退者が続出していたMLBのホームラン・ダービー。大谷は“真夏の祭典”の救世主になる!?<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2021.06.20

日本人として初めてホームラン・ダービー出場が決まった大谷。期待は高まる一方だ(C)Getty Images

日本人として初めてホームラン・ダービー出場が決まった大谷。期待は高まる一方だ(C)Getty Images

 大谷翔平(エンジェルス)が7月12日(現地)に行われるオールスター・ホームラン・ダービーへの出場を表明した。ここまでリーグ2位の21本塁打を放っていることを思えば、出場はごく当然のように思える。だが、今回の大谷の決定にホッと胸を撫で下ろしたMLB関係者は少なくないだろう。というのも、近年は名だたるスラッガーが出場を辞退するケースが後を絶たないからだ。

 たとえば、2017年のホームラン・ダービーで優勝したヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは早くも18年の時点でダービー出場は「一度だけの話」と明言。今年も早々に不参加を表明した。ジャッジと同じく、近年はMLBからの要請があっても出場を断る選手が後お多く(大谷のチームメイトで、球界を代表する強打者でもあるマイク・トラウトも一度も出場していない)、近年はオールスターの本戦には選ばれていない選手まで枠を広げてどうにか体裁を保っているのが実情だ。

 なぜ有力選手は出場を辞退するのか。ジャッジの場合、ダービーに出場したことで直前に痛めていた肩の故障が悪化。8月に極度の不振に陥り、オフに手術を受ける羽目になった。ホームラン・ダービーの優勝は大きな代償を伴うことになったわけだ。他にも、スウィングに微妙な狂いが生じる、肉体的な疲労が後々大きく響くといった声もあるが、ジャッジは「ただの打撃練習と変わらない」とどちらも否定している。
 
 選手のモチベーションが総じて高くないのも大きい。優勝賞金は100万ドル。100万円の日本プロ野球と比べれば文字通り桁違いの差だが、それでも選手のやる気を促すには十分ではないようだ。

 だが、そんな風潮も徐々に変わってきているような兆しも見える。19年のホームラン・ダービーで優勝したピーター・アロンゾ(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)は、ともに今年も出場に意欲。そして、開幕から投打二刀流でフルスロットルの活躍を続ける大谷も「出てみたい気持ちが強かった」と頼もしいコメントを残している。

「誰よりも遠くに飛ばせるように頑張りたい」とも語っている大谷。ゲレーロJr.ら新世代の選手たちの手で、ホームラン・ダービーが再び「真のスラッガーによる祭典」となれば、オールスターの盛り上がりも増すに違いない。

構成●SLUGGER編集部

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