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「ヤンキース・ファンはビビっていると…」大谷翔平の放った特大弾に米記者も賛辞! 過去の“遺恨”も話題に

THE DIGEST編集部

2021.06.30

初回から圧倒的な打棒を見せつけた大谷。その驚愕のパフォーマンスに賛辞が集まっている。(C)Getty Images

 敵味方関係なく手厳しいことで知られるヤンキース・ファン。そんな彼らが一瞬、黙り込んでしまうほどの凄みを、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が放った。
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 現地時間6月28日、敵地で行なわれたヤンキース戦に「2番・DH」で先発した大谷は、いきなり見せ場を作った。初回の1死無塁という場面で相手先発のマイケル・キングと対峙した背番号17は、フルカウントからインローに投じられた80.3マイル(約129.2キロ)のカーブをフルスイング。高々と上がった打球はあっという間にスタンドに入った。

 目下3連敗中、それも宿敵であるボストン・レッドソックスにスイープされていたヤンキース。その影響もあって、試合開始時から球場全体には、緊張感が張り詰めていた。そのなかで飛び出した一発に、スタンドに詰めかけた多くのファンからため息が漏れた。

 実に3年ぶりとなるヤンキース・スタジアムで、持ち前のポテンシャルを遺憾なく発揮した"偉才"を称える識者やメディアは後を絶たない。アメリカ人ジャーナリストのブライアン・ロコス氏は、自身のツイッターで2018年に大谷がヤンキース戦での登板を回避した際に物議を醸した一件を振り返った。

「数年前、ショウヘイ・オオタニがニューヨークでの先発登板を回避した時、多くのヤンキース・ファンたちは、オオタニがヤンキース・スタジアムでプレーすることに『ビビっている』と言っていた。だが、この月曜日、最初の打席での彼は何も恐れてはいなかった」
 
 さらにMLB公式サイトで、エンジェルスの番記者を務めているレット・ボリンジャー記者は、「彼がブロンクスで、それもいきなり打ったことはヤンキースにとっては痛恨だっただろう」とレポートした。

「ヤンキースはルーキーイヤーにオオタニとの契約に必死だったが、最終的に彼はエンジェルスとの契約を選んだ。そうした背景があるなかで、彼の打撃をいきなり見せつけられたのは、ヤンキースにとって手痛いものだった。彼は3-2からのカーブボールを見逃しはしなかった」

 2017年のオフに大谷と契約寸前まで至っていたと言われるヤンキース。球界屈指のタレントへと成長を遂げたスラッガーのパワーを目の当たりにし、逃した魚は大きかったと悔いているかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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