現地時間７月４日、オールスター・ゲームの選手間投票と監督推薦の結果が発表。ア・リーグ指名打者部門のファン投票で断トツ１位に選ばれていた大谷翔平（エンジェルス）に加え、ダルビッシュ有（パドレス）、菊池雄星（マリナーズ）が先発投手として選出された。

　特に注目を集めているのが、メジャー４年目で二刀流の完全復活を遂げた大谷だ。日本人最多タイの31号本塁打を放つなど本塁打王争いでメジャー首位に立っており、投手としては12試合に登板して３勝１敗の防御率3.60。１選手が投打の複数ポジションで選出されるのは、史上初の快挙となった。
  　ベーブ・ルースもなし得なかった球宴での投打選出に、米記者も熱視線を送る。米放送局『WUSA』でリポーターを務めていたホルデン・クシュナー記者が「これは大きな見ものになりそうだ」と反応すれば、『Denver7』のトロイ・レンク記者は「彼のシーズンは100年以上前のベーブ・ルースのより優れたバージョンだ」とツイートした。

　ア・リーグの指揮を執るケビン・キャッシュ監督は「ジョー（・マッドン監督）やエンジェルスの考えを受け止め、ショウヘイ自身がどうしたいのかを見極めるのがベスト」との意向を示しているが、はたしてどのような決断が下されるのか。その動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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