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「オオタニを歩かせるな!」大谷翔平への2度にわたる“申告敬遠”に不満の声。松井秀喜に並ぶ日本人最多31号はお預け

THE DIGEST編集部

2021.07.04

2度の申告敬遠があった大谷。勝負を避ける相手の投球に会場はブーイング包まれた。(C)Getty Images

 現地時間7月3日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたボルティモア・オリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。2打数無安打3四球に終わり、2004年の松井秀喜(ヤンキース)に並ぶ日本人シーズン最多の31号はお預けとなった。

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 前日の試合で2打席連続アーチを放ち、9回裏には二盗&サヨナラ生還の大活躍を見せた大谷。勢いに乗って臨んだこの日は「MVP!」コールが沸き起こる中で初回の第1打席へ向かうと、フルカウントから四球を選んで出塁し、無死満塁で5番のフィル・ゴセリンが一ゴロを放った間に2点目のホームを踏んだ。

 3点リードで迎えた2回の第2打席では、2死三塁とタイムリーのチャンスが訪れる。しかし、今季4度目の申告敬遠で勝負を避けられ、大谷の一発を期待する会場は大きなブーイングに包まれた。また、続く3番のアンソニー・レンドンは見逃し三振で凡退となり、この回での追加点はならなかった。
 
 先頭打者だった5回の第3打席は一二塁間へのゴロに倒れ、2死3塁で迎えた同回の第4打席は再び申告敬遠。これには現地でも不満の声があがり、米放送局『Fox Sports』のベン・バーランダー記者は「ショウヘイ・オオタニを歩かせるな!我々は彼のヒットを見たいんだ」と反応している。

 その後、大谷は8回表の1死無塁で第5打席を迎えると、右腕アイザック・マットソンと対峙し、カウント2-2から5球目の高く打ち上げたものの、ライトフライに終わった。チームは4対1の快勝を収め、3連勝で勝率を5割へと戻している。

構成●THE DIGEST編集部

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