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「オオタニでさえ“中途半端”の連鎖を断ち切れない」米メディアがエンジェルスの不甲斐なさを冷評「リーグ最高の選手を擁しながら…」

THE DIGEST編集部

2021.07.05

現在本塁打王に立っている大谷翔平。波に乗り切れないチームの中、孤軍奮闘を続けている。 (C) Getty Images

 6月中旬以降、本塁打量産体制に入っている大谷翔平。その一方で、チームは勝率5割前後と好調とは言えない。そんなエンジェルスの状態を、米メディアが冷評した。

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 スポーツ専門メディア『Sports Illustrated』は3日、「ショウヘイ・オオタニでさえ"中途半端"の連鎖を断ち切れない」との見出しで記事を掲載し、チームの現状を憂いた。
 
 大谷は、現地7月2日のオリオールズ戦までの15試合で、54打席に立ち13本塁打21打点の成績を残している。ほぼ1試合に1本ペースで本塁打を積み重ねる一方で、チームは7勝8敗。記事は、チームの戦いぶりを「ここ数年のエンジェルスの野球を象徴している。球界最高の選手が活躍しているにもかかわらず、平凡な成績に終わっている」と表現した。
 
 驚異的な成績を残す大谷を、MVP候補筆頭に挙げる声も多い。このことについては、「リーグ最高の選手を擁しながらも勝利に恵まれないエンジェルスの中で、MVPを獲得することになるかもしれない」とコメント。マイク・トラウトが孤軍奮闘しMVPに輝くも、プレーオフを逃し続けている15年以降と同様になりそうだと予想している。
 
 3日の勝利で勝率を5割に戻したエンジェルス。スター大谷を一日でも長く見ていたいという気持ちは、日米の多くの野球ファンが持っているだろう。主砲トラウトの復帰も予想されるシーズン後半、プレーオフに向けチーム状況は上向いていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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