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MLB

「できることならやり直したい…」大谷翔平の“ゴジラ弾”を許した敵軍投手が悔恨「スライダーが落ちなかった」

THE DIGEST編集部

2021.07.05

まさに好球必打。相手の甘い一球を見逃さずに特大アーチを放った大谷に、オリオールズ投手が賛辞を寄せた。(C)Getty Images

まさに好球必打。相手の甘い一球を見逃さずに特大アーチを放った大谷に、オリオールズ投手が賛辞を寄せた。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が止まらない。

 現地時間7月4日、大谷は、本拠地で開催されたボルティモア・オリオールズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。今季31号ホームランを放って勝利に貢献した。
【動画】松井秀喜と並ぶ鮮烈弾! 大谷翔平の最新アーチはこちら

 あの“ゴジラ”に並ぶメモリアルな一発が飛び出したのは、3回1死無塁の場面だ。オリオールズ先発のトーマス・エシェルマンがカウント2-2から内角低めに投じた78.3マイル(約126キロ)のスライダーをフルスイング。本人が確信めいた表情で見送った打球は、あっという間にセンター後方の茂みに着弾した。

 松井秀喜の持っていた日本人シーズン最多本塁打(31)に並ぶ一撃は、日本のファンはもちろん、現地のファンをも興奮させた。そして、何よりも打たれたエシェルマンを震撼させたようである。

 試合後の会見で、27歳の右腕は、「オオタニはスペシャルなプレーヤーだ」と脱帽した。

「オオタニは、今のアメリカン・リーグで一番と呼べるぐらいに特別な選手だ。これまでに誰もできなかったことをやっているんだからね」
 
 ただ、そこは勝負の世界でもある。エシェルマンは、同世代でもある“怪物スラッガー”への一球を次のように振り返った。

「ああいう選手と対決できるのは、本当に楽しいよ。ただ、できることならあの1球をやり直したいね。初回には彼から上手いことアウトが取れたけれど、あの場面ではスライダーが思うように落ちなかったんだ」

 ハイレベルな争いのなかで、驚異的なペースで本塁打数を増やしている大谷。その打棒には、世界が熱視線を送っている。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
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