日本が世界に誇る“怪物スラッガー”が、怒涛の快進撃を見せ続けている。
現地時間7月4日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたボルティモア・オリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席に日本人シーズン最多記録に並ぶ31号を放った。
前日は勝負を避けられる場面が目立った大谷だが、この日の相手先発トーマス・エンシェルマンは「彼との対決は楽しい」と勝負を選択。迎えた初回の第1打席は三振に切って取られたが、続く第2打席、3回1死無塁の場面で背番号17は、千両役者ぶりを発揮する。
アウトコース中心の配球が続き、カウント2-2と追い込まれたなかで、エンシェルマンが投じた5球目、インローに来たスライダーを大谷は強振。あっという間にバックスクリーン方向へ飛んでいった打球は、飛距離459フィート(約140メートル)の特大弾となった。
2004年に松井秀喜(当時ニューヨーク・ヤンキース)が打ち立てた、MLBにおける日本人のシーズン最多本塁打記録に並んだ。だが、今の大谷を評するうえで、何よりも刮目すべきは直近の本塁打数だ。なんと約1か月で放ったヒット19本のうち14本が本塁打なのである。
安打製造機とはよく言ったものだが、もはや“本塁打製造機”と化した感がある。それだけにエンジェルスを率いる百戦錬磨の指揮官ジョー・マッドンが、「もう、ショウヘイはバットを振るたびに、いや、たとえミスをしても本塁打になるような気がする」とこぼしたのもうなずける。
無論、より蓄積疲労の影響がでるであろうこの先は、怪我のリスクも高まるため、今のペースをどこまで維持できるかは分からない。だが、たった83試合で“ゴジラ”を越えてしまった男ならば、あの王貞治氏が持つシーズン55本という“日本人最多記録”も塗り替えてしまうかもしれない。そう期待をさせてしまうだけの凄みが、今の大谷には備わっている。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間7月4日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたボルティモア・オリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席に日本人シーズン最多記録に並ぶ31号を放った。
前日は勝負を避けられる場面が目立った大谷だが、この日の相手先発トーマス・エンシェルマンは「彼との対決は楽しい」と勝負を選択。迎えた初回の第1打席は三振に切って取られたが、続く第2打席、3回1死無塁の場面で背番号17は、千両役者ぶりを発揮する。
アウトコース中心の配球が続き、カウント2-2と追い込まれたなかで、エンシェルマンが投じた5球目、インローに来たスライダーを大谷は強振。あっという間にバックスクリーン方向へ飛んでいった打球は、飛距離459フィート(約140メートル)の特大弾となった。
2004年に松井秀喜(当時ニューヨーク・ヤンキース)が打ち立てた、MLBにおける日本人のシーズン最多本塁打記録に並んだ。だが、今の大谷を評するうえで、何よりも刮目すべきは直近の本塁打数だ。なんと約1か月で放ったヒット19本のうち14本が本塁打なのである。
安打製造機とはよく言ったものだが、もはや“本塁打製造機”と化した感がある。それだけにエンジェルスを率いる百戦錬磨の指揮官ジョー・マッドンが、「もう、ショウヘイはバットを振るたびに、いや、たとえミスをしても本塁打になるような気がする」とこぼしたのもうなずける。
無論、より蓄積疲労の影響がでるであろうこの先は、怪我のリスクも高まるため、今のペースをどこまで維持できるかは分からない。だが、たった83試合で“ゴジラ”を越えてしまった男ならば、あの王貞治氏が持つシーズン55本という“日本人最多記録”も塗り替えてしまうかもしれない。そう期待をさせてしまうだけの凄みが、今の大谷には備わっている。
構成●THE DIGEST編集部