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MLB

「なぜ、勝負する?」驚異の“本塁打製造機”と化した大谷翔平には敬遠しかない!? 元MLB最多勝の変則左腕が説くプラン

THE DIGEST編集部

2021.07.06

毎日のようにホームランを叩き込む大谷に、元MLB投手が興味深い持論を展開した。(C)Getty Images

毎日のようにホームランを叩き込む大谷に、元MLB投手が興味深い持論を展開した。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のホームラン攻勢が連日のように続いている。

 今季は開幕からすこぶる好調の大谷だが、ここにきてギアが一段階上がった印象がある。というのも、その本塁打率が凄まじいのだ。現地時間6月28日に行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦から、7試合で放った7安打の全てが本塁打なのである。
【動画】もはや打つ手はなし!? 松井秀喜にも並んだ大谷翔平の圧巻弾はこちら

 さらに約1か月前まで遡っても打撃成績は驚異的だ。6月15日(現地時間)のオークランド・アスレティックス戦から62打数19安打を打っているのだが、そのうち14本は本塁打で、シングルヒットは17試合連続で出ていないという信じがたい結果を叩き出している。

 もはや「本塁打製造機」と呼んでも違和感がない。そんなエンジェルスの背番号17には、周囲からも賛辞の声が集まっている。ボルティモア・オリオールズのブランドン・ハイド監督は、今月2日の試合後に「紛れもなく、この惑星で最高の選手だ」と脱帽した。

 そして、46歳の指揮官は、大谷との勝負について、こう持論も展開している。

「彼は今、間違いなくリーグのベストプレーヤーだ。だから、失点を防ぎたい局面では歩かせることもある。オオタニは我々全員と違う次元の野球をやっているんだよ」
 
 このオリオールズ指揮官の言葉には、エンジェルス・ファンをはじめとする熱心な野球ファンから様々な“メッセージ”が飛んだ。ただ、その大半は、「当代屈指のエキサイティングな選手との真剣勝負を避けるな」という批判的なものだった。

 しかし、敬遠も辞さないという“大谷対策”を好意的に捉える人物もいる。かつてフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)などで活躍し、独特な変則フォーム(ハイキック投法)で話題を集めたドントレル・ウィリス氏は、次のようにつぶやいた。

「ここまでくると、なぜオオタニに対して投げるのかは疑問だよ。放っておけばいいんだ(笑)」

 もはや球界の誰もが恐れを抱くようになっている大谷は、この先、勝負を避けられる場面が増えていく。そうしたライバルたちとの対戦でいかなるパフォーマンスを見せつけるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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