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「野球の神様より上だ!」大谷翔平の“偉才”ぶりを米専門誌が特集!「クレメンスのような投球」を裏付ける数字とは?

THE DIGEST編集部

2021.07.07

“ロケット”の異名を持つクレメンス(右)と比較された大谷(左)。その存在感は日増しに強まっている。(C)Getty Images

“ロケット”の異名を持つクレメンス(右)と比較された大谷(左)。その存在感は日増しに強まっている。(C)Getty Images

 2021年シーズン開幕から、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が見せ続けてきた連日の“ショウタイム”に、いまや日米、いや世界が熱狂している。
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 開幕83試合で、松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)の持っていた日本人シーズン最多本塁打記録(31本)に並ぶなど、日本が世界に誇る怪物は、日々存在感を強めている。現地時間7月6日に行なわれたボストン・レッドソックス戦では、7回(89球)2失点と好投し、日米通算50勝目(今季4勝目)を挙げた。

 現時点でメジャーの本塁打王として君臨し、現地時間7月12日に行なわれる球宴での本塁打競争と翌日のオールスターでの参戦も決定。その“偉才”ぶりは、往年のレジェンドたちをも超越しつつある。米スポーツ専門誌『Sports Illustrated』は、「オオタニはベーブ・ルースではない。彼はルースより上だ」と銘打った特集記事を掲載。そのなかで、次のように記している。

「オオタニは、我々が畏敬の念を抱き、刺激を受け、毎日のように気に掛けてしまう、数世紀に一人のプレーヤーだ。ピッチング、バッティング、そして走塁とあらゆるタスクを自由自在にこなし、リトルリーガーたちの羨望の的となっている彼は、ルースと比較するだけでは十分ではない存在だ」

「“野球の神様”ルースをも上回る」と言い放つのには十分な論拠がある。同誌によれば、投手と打者として347試合に出場した時点で、大谷が残している長打率は.552。これはルース(.541)よりも上の数字なのだ。
 
 また、投手だけにフォーカスしても、大谷は他のレジェンドたちを凌駕する。同誌は、最初の24試合での戦績について、通算354勝のロジャー・クレメンスが10勝6敗、防御率4.23、143奪三振だったのに対し、大谷は7勝4敗、防御率3.97、149奪三振で優っていると強調した。

 あくまで数字の話ではあるが、投打で、球史を彩ってきた伝説的な名手たちを超える大谷に、アメリカのスポーツ情報を熱心に発信し続けてきた同誌は、こう結論付けている。

「オオタニはクレメンスのような投球を見せつけ、メイズのような打撃もやってのける。野球の天才である彼への評価は、いまだ過小評価されている感が否めないが、現時点でルースたちのような歴史的なレジェンドたちと十分比較するに値する」

「表現する言葉がない」とも絶賛されるようになった大谷の快進撃は、どこまで続くのか。その傑出したパフォーマンスに世界が熱視線を送っている。

構成●THE DIGEST編集部
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