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「1世紀に1度のユニコーン」日本人本塁打記録を更新した大谷翔平を米メディアが大絶賛!

白鳥純一

2021.07.09

勢いが止まらない大谷。その活躍に全米が注目している。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、現地時間7月7日に本拠地で開催されたボストン・レッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打1本塁打の活躍で、チームの連勝を手繰り寄せた。

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 前日に先発として7イニングを投げ、4勝目を挙げた大谷は、この日もスターティングメンバーに名を連ねると、初回に迎えた第1打席でレフト前ヒットを放ち、幸先の良いスタートを切った。

 続く2回の第2打席では、2死1、3塁のチャンスで空振り三振に倒れたものの、先頭打者として登場した5回の第3打席では、レッドソックス先発のロドリゲスから、3試合ぶりの32号ソロ本塁打。2004年に松井秀喜氏(当時ニューヨーク・ヤンキース)が記録した、日本人シーズン最多本塁打記録を更新した大谷の活躍もあり、チームも5-4で勝利を収めた。

 大谷が、出場わずか81試合で達成した記録更新の快挙を、現地メディアも驚きの論調で報じている。
 
 米ヤフースポーツは、「オオタニは、オールスターゲームの開催前に、32本塁打を放ち、12盗塁を決めた初のプレーヤーになった。オオタニが野球の"ユニコーン"であることは、すでに知っているが、彼が記録を破り、リーグに新たな基準を設けていく様子を見るのは、とても印象的だ」としたうえで、「オオタニは投手でもあり、オールスターに選出される程の打者でもあり、最も速さがある選手の1人でもある。まだシーズンの途中だが、現在の成績は、オオタニの総合力の高さを示している」と、投打両面で活躍を続ける大谷について言及した。

 さらに同紙は、「卓越した実力を持ち、二刀流に磨きをかけるオオタニのような選手は、他に類を見ない存在である。彼の登場によって、今後は多くのチームで二刀流選手が生まれる可能性があるが、オオタニに匹敵するプレーヤーが登場する状況を想像するのは難しい。優れた二刀流選手は、1世紀に1度だけ現れるのだ」と、"二刀流"の元祖で、野球の神様と呼ばれているベーブ・ルースを引き合いに出して報じている。

「二刀流」に対しての懐疑的な論調も見られる中で迎えた4年目のシーズン。大谷が見せる規格外の活躍に、全米中から期待が寄せられている。

文●白鳥純一(フリーライター)

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