高校時代から耳目を集めた「松坂世代」の選手たちは、プロ入り後も切磋琢磨を続けて一大勢力を築いた。あまりにも巨大なうねりの中心にいた松坂大輔(西武)の現役引退表明を機に、彼らの通算成績を部門ごとのランキング形式でたどる。
■投手
【勝利】
1.和田毅 142
1.杉内俊哉 142
3.松坂大輔 114
【奪三振】
1.杉内俊哉 2156
2.和田毅 1706
3.松坂大輔 1410
【防御率】※900投球回以上
1.藤川球児 2.08
2.杉内俊哉 2.95
3.松坂大輔 3.04
【登板】
1.藤川球児 782
2.永川勝浩 527
3.久保裕也 506
【セーブ】
1.藤川球児 243
2.永川勝浩 165
3.加藤大輔 87
※メジャーでの成績は含まず
NPBにおける松坂のキャリアは、プロ入り後最初の8年間にほぼ集約されている。タイトル獲得回数は世代最多の9つ(最多勝利3回、最優秀防御率2回、最多奪三振4回)で、全盛期を迎えていたタイミングで2007年にレッドソックスへ移籍しながら、上記の通り、勝利、奪三振、防御率で上位3傑入り。メジャーでの記録を合算すると170勝は世代トップ、2130奪三振は1位の杉内とほぼ同じ数字になる。また、松坂の場合は極端な「打高」時代に投げた期間が長かった点も見逃せない。規定投球回に到達した7シーズンはいずれも防御率がリーグ4位以内と、常に安定した力を発揮していた。
ダイエー・ソフトバンクで先発の両輪を形成した杉内と和田が勝利数で並び、奪三振でワンツー。ともに、松坂が手にしていないシーズンMVPも受賞している。杉内は日本シリーズMVPも獲得し、ノーヒットノーラン達成などメモリアルなシーンも多い。同世代で最も多い5度も日本一に輝いている和田は、最後の「松坂世代」になろうとしている。
リリーフ投手で突出しているのが藤川で、最多セーブと最優秀中継ぎのタイトルを2度ずつ獲得し、奪三振率11.74は奪三振数でトップに立つ杉内(9.28)を遥かにしのぐ。あと数年現役を続けていれば、世代初の名球会入りもあり得た。他には、シーズン記録の90試合登板を保持する久保田智之や、09年最多勝の館山昌平、08年セーブ王の加藤大輔など、特に投手に優れた選手が多いのも特徴だ。
■投手
【勝利】
1.和田毅 142
1.杉内俊哉 142
3.松坂大輔 114
【奪三振】
1.杉内俊哉 2156
2.和田毅 1706
3.松坂大輔 1410
【防御率】※900投球回以上
1.藤川球児 2.08
2.杉内俊哉 2.95
3.松坂大輔 3.04
【登板】
1.藤川球児 782
2.永川勝浩 527
3.久保裕也 506
【セーブ】
1.藤川球児 243
2.永川勝浩 165
3.加藤大輔 87
※メジャーでの成績は含まず
NPBにおける松坂のキャリアは、プロ入り後最初の8年間にほぼ集約されている。タイトル獲得回数は世代最多の9つ(最多勝利3回、最優秀防御率2回、最多奪三振4回)で、全盛期を迎えていたタイミングで2007年にレッドソックスへ移籍しながら、上記の通り、勝利、奪三振、防御率で上位3傑入り。メジャーでの記録を合算すると170勝は世代トップ、2130奪三振は1位の杉内とほぼ同じ数字になる。また、松坂の場合は極端な「打高」時代に投げた期間が長かった点も見逃せない。規定投球回に到達した7シーズンはいずれも防御率がリーグ4位以内と、常に安定した力を発揮していた。
ダイエー・ソフトバンクで先発の両輪を形成した杉内と和田が勝利数で並び、奪三振でワンツー。ともに、松坂が手にしていないシーズンMVPも受賞している。杉内は日本シリーズMVPも獲得し、ノーヒットノーラン達成などメモリアルなシーンも多い。同世代で最も多い5度も日本一に輝いている和田は、最後の「松坂世代」になろうとしている。
リリーフ投手で突出しているのが藤川で、最多セーブと最優秀中継ぎのタイトルを2度ずつ獲得し、奪三振率11.74は奪三振数でトップに立つ杉内(9.28)を遥かにしのぐ。あと数年現役を続けていれば、世代初の名球会入りもあり得た。他には、シーズン記録の90試合登板を保持する久保田智之や、09年最多勝の館山昌平、08年セーブ王の加藤大輔など、特に投手に優れた選手が多いのも特徴だ。