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プロ野球

引退を表明した松坂大輔は勝利・防御率・奪三振でそれぞれ何位?栄光の“松坂世代”通算成績ランキング<SLUGGER>

藤原彬

2021.07.10

■野手
【安打】
1.村田修一 1865
2.東出輝裕 1366
3.小谷野栄一 1260

【打率】 ※1000打席以上
1.村田修一 .269
2.東出輝裕 .268
3.小谷野栄一 .264

【本塁打】
1.村田修一 360
2.梵英心 74
3.小谷野栄一 71

【OPS】 ※1000打席以上
1.村田修一 .816
2.後藤武敏 .764
3.古木克明 .742

【打点】
1.村田修一 1123
2.小谷野栄一 566
3.梵英心 357

【盗塁】
1.東出輝裕 143
2.梵英心 135
3.渡辺直人 115
 
 打撃部門で1位を独占し、「世代最高打者」と呼べるのは、1998年春のセンバツで、投手として松坂と投げ合った村田。「投手としては松坂には勝てないから打者で一番になろう」と、日本大時代に打者に専念したのは正解だった。2度の本塁打王獲得に加え、通算360本塁打は歴代28位に位置する。

 村田以外では唯一打撃タイトルを獲得しているのが打点2位の小谷野。キャリア序盤でパニック障害を発症したため比較的遅咲きだったが、勝負強い打撃が持ち味で、10年には16本塁打ながら109打点を挙げて戴冠。20本塁打以下で打点王になったのは、2リーグ制以降では史上初だった。

 OPSで2位の後藤は、横浜高校時代に松坂と甲子園春夏連覇。法政大を経て、02年に自由獲得枠で西武に入団し、再び松坂とチームメイトになっている。キャリア後半のDeNA時代には、毎年のように登録名を変更することでも有名だった。また、3位の古木は98年のドラフトでは松坂の外れ1位で横浜へ入団している。一軍に定着した03年に22本塁打を放った一方、打点がわずか37だったのも話題となった。

 また、盗塁部門は低迷期の広島を支えた東出と梵の2人がワンツーフィニッシュ。東出はタイトル獲得はないが、梵は10年に43盗塁でリーグトップに輝いた。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。
 

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