MLB

「驚異的な選手だ」マリナーズ主力が大谷翔平の打棒に感嘆「あと2試合はバットを静かにしてくれ」とお願いも…

THE DIGEST編集部

2021.07.11

21戦16発を放つ大谷。この勢いで前半戦を終えられるだろうか…。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の打棒に相手チームの警戒感が高まっている。

 現地時間7月9日、前半戦最終の3連戦となったシアトル・マリナーズとの第1試合に「2番・DH」で先発した大谷は、3回に特大の第33号ホームランを記録。開催地T-モバイルパーク史上4番目の飛距離の一撃で周囲を驚かせた。

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 圧巻の一発は3回裏に飛び出した。チームが2対0とリードした場面で第2打席を迎えた大谷は、相手先発マルコ・ゴンザレスが投じた内角高めのシンカーを鋭いスイングで捉える。「パンッ」という音とともにかち上げられた打球は、ライトスタンドのアッパーデッキ(4階席)に入った。

 その後、3対3の振出しに戻されたエンジェルスは、8回裏のマリナーズの攻撃で2死満塁のピンチを招くと、ここでミッチ・ハニガーに決勝弾を被弾……。結局、この回に4点を失ったビジターチームは、背番号17の奮闘も虚しく敗れた。
 
 決勝点となるグランドスラムを放って殊勲者となったハニガーは、試合後の会見で、21戦16発と勢いに乗る大谷に賛辞を贈っている。

「彼は特別な選手だ。信用の必要に応じて、マウンドとバッターボックスで驚異的なプレーヤーとなる。それは両方でね。彼のプレーは本当に印象的だよ」

 両リーグで本塁打数のトップを独走する27歳にハニガーは、「オールスター休み前の残り2試合はバットを静かにしておいてもらうことを切実に願うよ」と警戒心を口にした。大谷がエンジェルスの軸となっている現状を思えば、これは冗談でもなんでもないだろう。

 いい流れをつくり前半戦を終えたいエンジェルスは、オールスター休みまでの残り2試合をいかに戦うのか。大谷の活躍と同時に勝負の行方にも注目したい。

構成●THE DIGEST編集部 

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