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MLB

大谷翔平、「最悪のストライクコール」もあって2三振。際どいジャッジに“不満ポーズ”を露わ!「オオタニを理解できる…」

THE DIGEST編集部

2021.07.11

厳しいコースへの配球に手を焼いた大谷。集中を高めたなかで起きた予期せぬストライクコールに不満をこぼす場面も…。(C)Getty Images

厳しいコースへの配球に手を焼いた大谷。集中を高めたなかで起きた予期せぬストライクコールに不満をこぼす場面も…。(C)Getty Images

 現地時間7月10日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。3打数無安打2三振と結果を残せずに、チームも0対2で敗れた。
【動画】明らかなボール球!? 大谷翔平が不満をこぼしたストライク判定はこちら

 前日の試合で飛距離463フィート(約141.1メートル)の特大アーチを放った大谷。ボストン・レッドソックス戦から続く3試合連続弾の期待が集まったが、警戒を強めたマリナーズ・バッテリーは、安易に攻めてこない。初回の第1打席を四球で歩かされると、4回表の第2打席も外角への変化球を打たされてレフトフライに終わった。

 いずれの打席もフルカウント勝負となった大谷だが、バッテリーの慎重な配球に苦戦。チームも相手先発クリス・フレクセンの小気味よい投球を前に連打が出ず、チャンスの創出には至らない。

 4回裏にマリナーズに1点を先行されたなかで、6回表に第3打席に立った大谷だったが、ここもフレクセンの高低と緩急を巧みに使ったピッチングに振り遅れる場面が目立つ。結局、カウント2-2から外角低めに投じられたチェンジアップを見逃して三振に切られた。
 
 しかし、最後の1球は外角の明らかなボールゾーンであったため、大谷も不満を露わにする。この時、「ないでしょ」と苦笑いを浮かべてダッグアウトに下がる姿には、米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者も「最悪のストライクコールだ。オオタニが主審に不満をこぼすのも理解できる」とツイートするなど、小さくない反響も起きた。

 その後、6回裏に1点を加点されたエンジェルスは、打線に勢いが出ないまま、終盤に。大谷は9回に4度目の打席に立つも、ここは相手3番手ポール・シーウォルドの直球攻めの前に空振り三振に終わった。

 ノーヒットで勝利に貢献はできなかった大谷。勝負を避けるような厳しいマークを受けるのは、それだけ驚異的な存在として認められた証とも言える。今後も続くであろう一流スラッガーの宿命ともいえる苦境を27歳のサムライ戦士が、いかに攻略していくのかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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