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水原通訳をHRダービーに起用した理由は?トーク番組に出演した大谷翔平、絶妙な返しで爆笑を誘う

THE DIGEST編集部

2021.07.13

前日会見には爽やかな白いシャツ姿で登場した大谷。オールスターには「1番・投手」で出場する。(C)Getty Images

前日会見には爽やかな白いシャツ姿で登場した大谷。オールスターには「1番・投手」で出場する。(C)Getty Images

 現地7月13日に行われるオールスター・ゲームに「1番・投手」として出場することが決まった大谷翔平(エンジェルス)。ホームラン・ダービーを前に、『MLBネットワーク』のトーク番組に出演した。

 まず、ホストのグレッグ・アムシンガーが「ショーヘイ・オータニ。今、球界最大のスターです。ショーヘイ、ベースボールを愛する者を代表して最初に言いたい。ありがとう」と切り出し、ホームラン・ダービーについて質問。大谷は「ずっと出たいとは思っていたので、招待していただいて光栄だなと思っています」と答えた。緊張するかとの問いには、テレビに出て話す方が「試合より緊張するので、こういう方が苦手だなと思ってます」と応じて笑いを誘った。
 
 サイ・ヤング賞を3度獲得し、殿堂入りも果たしている元名投手ペドロ・マルティネスからは興味深い質問が飛んだ。投手をすることで、自分が打者として打席に入った時に相手投手の心境や攻め方が分かるのか? というものだ。これに対して大谷は「打席の中では特にピッチャーの顔つきだったりとか、雰囲気だったりとかは結構見たりするので、ピッチャーでいる時よりはバッターでいる時の方が分かりやすいかなと思います」。一方、投手として自分のようなパワーヒッターと対戦する時は「配球だったり、カウントだったり、自分だったら自分と対戦する時にどういう試行プロセスを踏むかはよく考えます」と解説した。

 投手と打者どちらかに絞れば、もっと成績を伸ばせると思うかとの問いには、「このバランスの中でうまく回って、今いい感じになってるのかなと思ってます」と、あくまで二刀流を継続しているからこその成功だと話していた。

 ペドロに子供時代の憧れについて訊かれると、「よく見ていたのはやっぱりイチローとか松井(秀喜)さんとか。バッターはそうですね」と答えてから「ピッチャーはもちろんペドロさんですね」と続けてニヤリ。

「投手・大谷と打者・大谷が対戦したらどちらが勝つか」の問いには、苦笑いしながら「バッターじゃないですか」。水原一平通訳がホームラン・ダービーで捕手として出場することになった経緯については「後ろに僕より緊張してる人がいる方が楽かなって」と答え、他の3人は思わず爆笑していた。

 レイノルズが大谷にサインを求めるなど、番組は終始和やかムード。大谷も、日本ハム時代から定評のある当意即妙の返しで何度も笑いを誘うなど、トークでも優れた才能を発揮していた。

構成●THE DIGEST編集部
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