ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、今やメジャーリーガーの顔だ。

　周知の通り、大谷は今月12日と13日に開催されたMLBの祭典イベント「ホームラン・ダービー」と「オールスター」に参加。優勝の期待も懸けられたホームラン・ダービーでは、ホアン・ソト（ワシントン・ナショナルズ）を相手に１回戦敗退も、延長に持ち込む激闘を繰り広げた。

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　さらに翌日のオールスター・ゲームは史上初の二刀流で出場。日本人では野茂英雄以来となる先発マウンドでは、年俸377億円の若きスーパースター、フェルナンド・タティースJr.（サンディエゴ・パドレス）らを時速100マイル（約160.9キロ）超えの直球と、巧みな変化球で三者凡退に抑えるなど、大いに盛り上げた。

　４万9184人の詰めかけた夢舞台でファンを虜にしたのは、紛れもなくこの男だろう。それは実際に数字にも表れており、アメリカ版『ヤフー・スポーツ』では、「オオタニの商品は全体売上の28％を占めた」と驚きの事実も伝えられている。
  　今イベントに参加した名だたる選手を抑え、高い人気を得た。同メディアは、「マイク・トラウト（エンジェルス）、ムーキー・ベッツ（ドジャース）、ジェイコブ・デグロム（メッツ）らを超えた野球界のニューフェイス。その名はショウヘイ・オオタニだ」と紹介している。

　また、同記事では「オールスターを通してオオタニはファンの最注目を浴びた」とも記されており、「野球界の中でも珍しいタイプに焦点を当てるというのは愚かだ。だけど今シーズンのパフォーマンスは投打でオールスターに選ばれているとおり、納得の結果を出しているし、歴史的なことだ」と評している。

　全米の多くのファンを魅了をするサムライは、後半戦も驚くべき偉業を成し遂げてくれるに違いない。

構成●THE DIGEST編集部 

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