ヒットゾーンの広さを物語るデータが明るみになった。
現地時間7月18日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。チームは4対7で敗れたが、第5打席に後半戦初本塁打となる34号2ランを放った。
【動画】これを打たれたら投手は為す術なし!? 大谷翔平の最新アーチはこちら
マリナーズは露骨に勝負を避けていた。エンジェルスが5点ビハインドで迎えた、9回裏2死3塁の場面で大谷に対峙した相手5番手のポール・シーウォルドは、「四球でも仕方がない」と言わんばかりのボール球を中心の組み立てに出た。AP通信のグレッグ・ビーチャム記者が自身のツイッターで公開したこの打席のチャートでは、全7球のうち、ストライクゾーンに投げ込まれたのは、わずか1球(4球目)だけだった。
何より凄いのは大谷がホームランにした1球だ。インローに投げられたスライダーは、見逃せば、明らかなボールとなる膝下への球だったが、大谷はこれをかち上げるようにしてジャストミート。見事に右中間スタンドに打ち込んだ。
マリナーズ・バッテリーにとっては、おそらく「見逃されても仕方がない。むしろヒットさえ打たれなければ儲けもの」とふんだ変化球だろう。その“悪球”をホームランにされたのだからたまったものではない。
チャートを公開したビーチャム記者は、次のように大谷の凄まじさに賛辞を送った。
「オオタニの34号ホームランはどういうわけか、80マイルにも満たないストライクゾーンの下に外れた球を打ったものだった(笑) もう分かったよ、ショウヘイ」
漫画やアニメの世界で見るような“悪球打ち”を披露した大谷だが、おそらく今後も彼に対するボールゾーンを中心とした警戒は続く。その事実は、それだけメジャーの猛者たちが彼を恐れている証左とも言えるが、そのなかでどれだけの結果が残せるのかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間7月18日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。チームは4対7で敗れたが、第5打席に後半戦初本塁打となる34号2ランを放った。
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マリナーズは露骨に勝負を避けていた。エンジェルスが5点ビハインドで迎えた、9回裏2死3塁の場面で大谷に対峙した相手5番手のポール・シーウォルドは、「四球でも仕方がない」と言わんばかりのボール球を中心の組み立てに出た。AP通信のグレッグ・ビーチャム記者が自身のツイッターで公開したこの打席のチャートでは、全7球のうち、ストライクゾーンに投げ込まれたのは、わずか1球(4球目)だけだった。
何より凄いのは大谷がホームランにした1球だ。インローに投げられたスライダーは、見逃せば、明らかなボールとなる膝下への球だったが、大谷はこれをかち上げるようにしてジャストミート。見事に右中間スタンドに打ち込んだ。
マリナーズ・バッテリーにとっては、おそらく「見逃されても仕方がない。むしろヒットさえ打たれなければ儲けもの」とふんだ変化球だろう。その“悪球”をホームランにされたのだからたまったものではない。
チャートを公開したビーチャム記者は、次のように大谷の凄まじさに賛辞を送った。
「オオタニの34号ホームランはどういうわけか、80マイルにも満たないストライクゾーンの下に外れた球を打ったものだった(笑) もう分かったよ、ショウヘイ」
漫画やアニメの世界で見るような“悪球打ち”を披露した大谷だが、おそらく今後も彼に対するボールゾーンを中心とした警戒は続く。その事実は、それだけメジャーの猛者たちが彼を恐れている証左とも言えるが、そのなかでどれだけの結果が残せるのかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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