まさに好球必打。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が、お手本とも言える打撃を見せた。
現地時間7月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席で今季36号となる2ランホームランを放った。
【動画】ボンズ、グリフィーJr.級の特大弾! 大谷翔平が放った最新ホームランはこちら
ロッキーズの猛攻によりエンジェルスが0対10と劣勢となっていた局面で打席に立った大谷は、一振りで観客を沸かせる。相手左腕のオースティン・ゴンバーがカウント1-2からの6球目、スライダーが真ん中に入る絶好球を強振。本人が確信めいて歩き出し、見送った打球は、飛距離およそ141メートルの"特大弾"となった。
7月中に36発を放ったのは、1998年のケン・グリフィーJr.(シアトル・マリナーズ)以来の快挙だ。それだけに百戦錬磨のエンジェルス指揮官ジョー・マッドンも「文句のつけようのない完璧なスイングで、非常に大きな音だった。フィニッシュも非常に良かった」と褒めちぎった。
一方で驚異的なパワーを目の当たりにしたゴンバーは、ショックを隠し切れない様子だ。
試合後に米紙『AZ Central』の取材に応じた27歳は、「オオタニは間違いなくとても良い打者だ」と同世代の天才プレーヤーを称えたうえで、こう悔やんだ。
「気分は良くなかったよ。10点差があったけど、得点は1点も与えたくなかったからね。あの場面で本当はチェンジアップを投げたかったんだけど、キャッチャーが速球を要求してきたんだ。それで納得しきれずに、あのスライダーを投げてしまったんだ。打たれた後のリアクションは、僕はホームランを打たれたことよりも、納得しないまま投げてしまった自分自身に憤りだ。精神的に良くなかった」
相手のミスを見逃さずに痛烈な一撃を放った大谷は、シーズン78打点とし、リーグトップ81打点のドソックス・デバースに3点差に迫っている。いまだメジャー1位に君臨する本塁打王も含めて、投手による打撃2冠は日増しに現実味を帯びてきている。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間7月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席で今季36号となる2ランホームランを放った。
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ロッキーズの猛攻によりエンジェルスが0対10と劣勢となっていた局面で打席に立った大谷は、一振りで観客を沸かせる。相手左腕のオースティン・ゴンバーがカウント1-2からの6球目、スライダーが真ん中に入る絶好球を強振。本人が確信めいて歩き出し、見送った打球は、飛距離およそ141メートルの"特大弾"となった。
7月中に36発を放ったのは、1998年のケン・グリフィーJr.(シアトル・マリナーズ)以来の快挙だ。それだけに百戦錬磨のエンジェルス指揮官ジョー・マッドンも「文句のつけようのない完璧なスイングで、非常に大きな音だった。フィニッシュも非常に良かった」と褒めちぎった。
一方で驚異的なパワーを目の当たりにしたゴンバーは、ショックを隠し切れない様子だ。
試合後に米紙『AZ Central』の取材に応じた27歳は、「オオタニは間違いなくとても良い打者だ」と同世代の天才プレーヤーを称えたうえで、こう悔やんだ。
「気分は良くなかったよ。10点差があったけど、得点は1点も与えたくなかったからね。あの場面で本当はチェンジアップを投げたかったんだけど、キャッチャーが速球を要求してきたんだ。それで納得しきれずに、あのスライダーを投げてしまったんだ。打たれた後のリアクションは、僕はホームランを打たれたことよりも、納得しないまま投げてしまった自分自身に憤りだ。精神的に良くなかった」
相手のミスを見逃さずに痛烈な一撃を放った大谷は、シーズン78打点とし、リーグトップ81打点のドソックス・デバースに3点差に迫っている。いまだメジャー1位に君臨する本塁打王も含めて、投手による打撃2冠は日増しに現実味を帯びてきている。
構成●THE DIGEST編集部
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