“王者”が、無冠のまま、東京を去る。野球の韓国代表だ。
8月7日、横浜スタジアムで行なわれた東京五輪・野球の3位決定戦で、ドミニカ共和国と対戦した韓国が6対10で敗れた。2008年の北京五輪に続く大会連覇を目指したチームは、メダルを手に出来ずに大会を終えた。
3点差をつけられた5回に4点を奪って6対5と逆転した韓国。だが、8回に6番手として登板した元阪神のクローザーであるオ・スンファンが、1死満塁から暴投で同点とされると、なお1死二、三塁で、相手の4番フランシスコに勝ち越しの2点適時二塁打を打たれて万事休した。
王者の面目を保てずに敗れ去った韓国には、国内メディアの風当たりも強まっている。ポータルサイト『My Daily』は「これは“横浜の惨事”だ。彼らは銅メダルでさえもクビにかけられなかったのだ」とチームを酷評。「この代表チームが苦戦した理由には、いくつかの要因があるが、何よりも投手陣の乱調と首脳陣のマネージメントのミスが足を引っ張った。ドミニカとの3位決定戦でも投手力の限界は顕著だった」と続けた。
さらに「まさかの3連敗でメダルを手に出来なかったのは、衝撃と言うほかにない」と悲観に暮れた同メディアは、「確実に信頼のおけるエースの不在や新人しかいなかった絶対的セットアッパーの不足が致命的な結果をもたらした」と分析。そのうえで、こう締めくくった。
「一時は6対5と逆転する闘志を見せたが、8回裏に頼みの綱であるオ・スンファンが、虚しくも崩れ去って再逆転負け。振り返ってみれば、メンバー発表から大会中の起用法まで、キム・ギョンムン監督の采配ミスがあまりにも多かった。これは明らかに惨事だ。ファンから拍手を得るのは、難しいだろう」
日本戦からの3連敗で幕切れとなった韓国。一様にうなだれたナインの表情からは、受けたショックの大きさが感じ取れた。
構成●THE DIGEST編集部
8月7日、横浜スタジアムで行なわれた東京五輪・野球の3位決定戦で、ドミニカ共和国と対戦した韓国が6対10で敗れた。2008年の北京五輪に続く大会連覇を目指したチームは、メダルを手に出来ずに大会を終えた。
3点差をつけられた5回に4点を奪って6対5と逆転した韓国。だが、8回に6番手として登板した元阪神のクローザーであるオ・スンファンが、1死満塁から暴投で同点とされると、なお1死二、三塁で、相手の4番フランシスコに勝ち越しの2点適時二塁打を打たれて万事休した。
王者の面目を保てずに敗れ去った韓国には、国内メディアの風当たりも強まっている。ポータルサイト『My Daily』は「これは“横浜の惨事”だ。彼らは銅メダルでさえもクビにかけられなかったのだ」とチームを酷評。「この代表チームが苦戦した理由には、いくつかの要因があるが、何よりも投手陣の乱調と首脳陣のマネージメントのミスが足を引っ張った。ドミニカとの3位決定戦でも投手力の限界は顕著だった」と続けた。
さらに「まさかの3連敗でメダルを手に出来なかったのは、衝撃と言うほかにない」と悲観に暮れた同メディアは、「確実に信頼のおけるエースの不在や新人しかいなかった絶対的セットアッパーの不足が致命的な結果をもたらした」と分析。そのうえで、こう締めくくった。
「一時は6対5と逆転する闘志を見せたが、8回裏に頼みの綱であるオ・スンファンが、虚しくも崩れ去って再逆転負け。振り返ってみれば、メンバー発表から大会中の起用法まで、キム・ギョンムン監督の采配ミスがあまりにも多かった。これは明らかに惨事だ。ファンから拍手を得るのは、難しいだろう」
日本戦からの3連敗で幕切れとなった韓国。一様にうなだれたナインの表情からは、受けたショックの大きさが感じ取れた。
構成●THE DIGEST編集部