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MLB

「毎回ドキドキさせられるんだ」大谷翔平の対戦を豪腕コールが振り返る。あわや同点弾の場面にヒヤリ

THE DIGEST編集部

2021.08.17

2年ぶりの対戦を振り返ったコール(左)。その言葉は、緊張感とファン心理が入り交ざっていた。(C)Getty Images

2年ぶりの対戦を振り返ったコール(左)。その言葉は、緊張感とファン心理が入り交ざっていた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月16日、敵地て行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「1番・DH」で先発出場。しかし4打数ノーヒットに終わり、7試合連続安打とはならず、チームを1対2で惜敗している。

 40号がニューヨークの空に高々と舞った.......と思わせたシーンがあった。球界屈指の豪腕ゲリット・コールの前に2打数抑えられていた大谷は、1点を追う6回に先頭打者として打席に入った。しかしカウント1-2と追い込まれ、そこから2球ファウルで粘る。そして6球目、高めに浮いた内よりの98マイル(157キロ)の4シームをついに捉えると、打球はいい角度で上がっていく。打たれたコールも左足を蹴り上げ、悔しさをあらわにしたのだった。

【動画】40号!? 大谷も、コールも確信した当たりの結末は……

 しかし、打球はライトフェンス手前で失速。大谷は天を仰ぎ、場内にはヤンキースファンの安堵の声もあれば、やっぱり一発を見たかったというガッカリした雰囲気も漂っていた。結局、この“同点弾”が幻に終わり、コールはリーグ2位タイの11勝目が付き、185奪三振はリーグトップ。新型コロナ感染からの復帰登板を見事に飾った形となった。
 
 試合後、コールは大谷との対戦を振り返り、「オオタニとはとはこれまで面白い対戦をしてきている。彼を打席に迎えたると、毎回ドキドキさせられるね。特に今日のような1点を争う展開ではね」。

 大谷とコールの対戦は、コールがヒューストン・アストロズに在籍していた2018~19年にさかのぼり、計11打数3安打(打率.272)、二塁打1、四球1、三振3という結果。投手史上最高契約を手にしている右腕はこれまでも“ライバル”について何度か言及しており、「オレはオオタニのファンなんだ」と語ったことも。

 もちろん一発を浴びたくはなかっただろう。しかしヒヤリとした場面も、試合後の表情を見ている“いちファン”として楽しんでいたようにも見えた。

構成●THE DIGEST編集部

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